「有益」と「有用」の違いをご存知でしょうか。
ここでは二つの言葉の違いと、それぞれの言葉を使った例文、意味を説明しています。
では一緒に見ていきましょう。
「有益」の意味や使い方
「有益」とは、利益があること、また、何かしら「ためになる」ことという意味になります。
「有益」の反対語は「無益」となることも併せて覚えておきましょう。
「本当に有益な話ならば聞く」「時間を有益に使いたい」などと使います。
「有用」の意味や使い方
「有用」とは役に立つ、役に立つことという意味になります。
反対語は「無用」となります。
「有用」はいい意味で使いますので褒め言葉ともなります。
「彼はこの会社に有用な人材だ」「有用な品物ならば買ってもいい」などと使います。
「有益」と「有用」の違い
「有益」と「有用」、それぞれの言葉の意味と使い方を説明しました。
同じような言葉ですが、意味が違いますので使い分けは必要です。
まず「有益」ですがこちらは利益があること、ためになることという意味になります。
「有用」は、役に立つ、役に立つことという意味になります。
どちらも言葉の意味だけを見ればいい意味ですが、人に使う時は気をつけなければなりません。
前後にある言葉、雰囲気から、利益になる人、都合よく使えて役に立つ人という意味合いになることもあるからです。
使い分け方としては「有益」は利益になる、ためになることで「有用」は役立つことと、覚えておきましょう。
「有益」を使った例文と意味を解釈
「有益」を使った例文とその意味を見ていきます。
「有益」を使った例文1
「あなたにとっても、私にとっても有益な話だと思わない?」
「有益」とは利益なのあることという意味です。
例文は、お互いにとって利益のある話だと思わないかと言っているのです。
何か儲け話を持ちかける時にこのようなセリフが使われます。
「有益」を使った例文2
「お金と時間は有益に使わないといけない」
「有益」とはためになることという意味があります。
例文はお金と時間は、何かのためになることに使わなければならないと言っているのです。
「有用」を使った例文と意味を解釈
「有用」を使った例文とその意味を見ていきます。
「有用」を使った例文1
「私はまだ有用だと判断されたのか、リストラはまぬがれた」
「有用」とは、役に立つという意味です。
例文は会社にとってまだ自分は役立つ人間だと判断されたのか、リストラされずにすんだと、少々自虐的に言っているのです。
「有用」を使った例文2
「終活を始めたの、今度の休みは有用な物と、無用な物と仕分けする予定」
「有用」とは役に立つこと、という意味です。
例文にある「有用な物」とは使う予定があるとか、自分にとって必要な物という意味になります。
一方で「無用な物」とは、自分にとって役立つことはない物という意味になります。
まだ使える物、新しい物であっても役立つことがなければその人にとっては「無用」です。
まとめ
いかがでしたか。
「有益」と「有用」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。