この記事では、「CG」と「合成」の違いを分かりやすく説明していきます。
画像の差を見極めていきましょう。
「CG」とは?
CGとはコンピューターグラフィックスのこと。
パソコンのソフトを使い、リアルに描いた画像をあらわします。
クリエイターの世界では必須のスキルで、映画やゲーム、アニメ、広告など色々なシーンで使われています。
CGのメリットは実際の撮影が難しい宇宙や仮想空間を、あざやかに描けること。
スタジオやセットの作り込みが難しい状況でも、くっきりその世界観を表現していけます。
また限られた予算で制作できるので、制作コストを抑えながら質のいい作品をつくっていけます。
技術の高まりを受けて、どんどん進化しているのがCGです。
「合成」とは?
合成とはある映像と、ある映像をくっつけること。
別の場所で撮影したシーンを、あたかも一緒に映っているようにミックスさせる技術をあらわしています。
パソコンのソフトで貼り付けていくので、デジタル合成と呼ばれています。
テレビのバラエティ番組や観光ポスターで用いられている、おなじみの手法です。
最近ではクロマキー合成といわれる、自然な合成も登場しています。
クロマキー合成をおこなう際には、青色や緑色のカーテンを背景にモデルの撮影をおこないます。
そしてパソコンのソフトで人物の輪郭を切り抜き、ハワイやニューヨークなど好みの背景に貼り付けていきます。
遠くのロケに行かなくても、手軽にワンショットを撮れるのが合成の魅力です。
「CG」と「合成」の違い
どちらも映像技術のひとつです。
「CG」と「合成」の違いを、分かりやすく解説します。
・アニメがCG、実写が合成
どちらも広告や放送業界で使われている、クリエイティブな言葉です。
CGはアニメ制作会社がパソコンを使って描いた、フルアニメーションを指します。
登場するキャラクターや空や海などの背景を、すべてアニメで作り込んだ画像です。
架空の世界、空想の空間で成り立っているものをCGといいます。
対する合成とは、2つの実写を張り合わる技術をさします。
例えばニュース番組でお天気コーナーがあったとします。
お天気お姉さんがスタジオにいるのに、あたかもコスモス畑にいるような映像が流れたとします。
これはスタジオの映像と、コスモス畑の映像を合成しているからです。
まるでドラえもんのどこでもドアのように、2つの場所を結びつけるのが合成です。
CGは美しくダイナミックな映像が撮れます。
一方で合成は親しみやすく、明るい雰囲気の画像になります。
まとめ
「CG」と「合成」の違いを分かりやすくお伝えしました。
どちらもクリエイティブな映像をあらわします。
CGはパソコンで作った、なめらかで美しいアニメーションのこと。
合成は2つの映像を組み合わせた、実写映像をあらわします。
CGはロケの費用を抑えられるメリットがあり、合成は背景を手軽に差し替えられるというメリットがあります。