「えんどう豆」と「グリーンピース」の違いとは?分かりやすく解釈

「えんどう豆」と「グリーンピース」の違い食べ物・飲み物

この記事では、「えんどう豆」「グリーンピース」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「えんどう豆」とは?

「えんどう豆」とは?

「えんどう豆」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「えんどう豆」は、「豌豆豆」と漢字表記します。

「えんどう豆」は、「エンドウの種子」という意味があります。

ちなみに「エンドウ」は、マメ科の1・2年草で、石器時代からすでに栽培されていたと言います。

日本には、平安時代に中国を経由して到来していると言われ、日本人にもとても親しみがある野菜になります。

「エンドウ」の、蔓性の茎、矮性の茎のものがあり、葉の先端が巻きひげになるという特徴があります。

「えんどう豆」は、煮豆やあん、蜜マメとして食べることができ、また、若い豆のさやは食用にすることができます。

「えんどう豆」には、様々な種類があり、さやごと食べる「さやえんどう」、若い身だけを食べる「実えんどう」、まあ「絹さや」「スナップエンドウ」があります。

「グリーンピース」とは?

「グリーンピース」とは?

「グリーンピース」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「グリーンピース」「green peas」と英語表記します。

「グリーンピース」は、「鞘の中の緑色の種子を、食用とするエンドウ」という意味があります。

「グリーンピース」は、「えんどう豆」の一種で、さやが柔らかい「軟莢種」に分類されます。

完熟寸前まで成長させて、乾燥前の生の豆を収穫したものを指します。

「実えんどう」の一つで、さやは食べません。

鮮やかな緑色が特徴で、缶詰や冷凍加工されて食用にされるという特徴があります。

「グリーンピース」は明治時代に、「えんどう豆」の栽培が盛んになったとき、海外から輸入された品種から、派生したものと言われています。

チャーハンやナポリタンなどの具材として親しまれています。

「えんどう豆」と「グリーンピース」の違い

「えんどう豆」と「グリーンピース」の違い

「えんどう豆」「グリーンピース」の違いを、分かりやすく解説します。

そもそも「えんどう豆」「グリーンピース」は同じ、エンドウから作られたものです。

ただし「えんどう豆」はエンドウから作られた種子全般を指す言葉で、一方の「グリーンピース」は、種子を完熟寸前に成長させたものを指します。

また、狭義では、「えんどう豆」は完全に成熟した種子のことを意味し、成熟する前に収穫する「グリーンピース」と違いがあります。

「えんどう豆」は、蜜マメや豆大福などに使われるのに対して、「グリーンピース」はチャーハンやナポリタンなどに使われるという違いもあります。

このように、「えんどう豆」は、エンドウの種子全般を意味し、さらに完全に熟した種子のことを意味するのに対して、「グリーンピース」は、完熟前に収穫した種子を指すという違いがあります。

まとめ

まとめ

「えんどう豆」「グリーンピース」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。