「ローライズ」と「ボクサーパンツ」はどちらも腰に履くウェアを指しますが、特徴は異なります。
この記事では、「ローライズ」と「ボクサーパンツ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ローライズ」とは?
「ローライズ」とは、ズボンや下着にみられる股上の浅いデザインのことです。
英語では“Lowrise”と表記します。
“low”は低いこと、“rise”はボトムのウエストから股の分かれる所までの丈のことです。
このことからも“Lowrise”はボトムのウエストの位置が低く、股上の丈が短いものを指していることが分かります。
一般には股上の丈が23cm以下のズボンや下着と定義され、逆に股上が深く25cmいじょうあるものは「ハイライズ」と呼ばれます。
「ローライズ」は、履くと腹部とへそがあらわになり、骨盤の一番出っ張った部分にボトムを引っかけて履くようなスタイルになるのが特徴です。
主に女性用のジーンズに用いられるデザインですが、男性用のビンテージデニムにもしばしば取り入れられています。
「ローライズ」は腰を強調し、メリハリのあるスタイルに見せる効果がありますが、下着がはみ出る、かがむとお尻が見えそうになるというデメリットもあります。
そのため「ローライズ」のズボンがかっこ良く履けるように、股上の浅いショーツやブリーフなどを履き、下着が見えないようにする工夫が必要です。
「ボクサーパンツ」とは?
「ボクサーパンツ」とは、伸縮性のある生地で作られたトランクス型の男性用下着です。
メーカーによっては「ボクサーブリーフ」と呼ぶこともあります。
「ボクサーパンツ」は、短パン型の「トランクス」と「ブリーフ」のフィット感を併せ持ち、1990年代に入ってから急速に普及していきました。
トランクス同様にデザイン性が高く、かつ、ほど良いフィット感があって履き心地が良いため、トランクスに並んで高い人気を誇ります。
ちなみに「ボクサーパンツ」という名前は、ボクシング用のユニフォームがトランクスと同じ型であることも関連しています。
なお「ボクサーパンツ」の中には、「ローライズ」のパンツの下に履くために股上が浅くデザインされ、ビキニのように布の面積が狭くなっているタイプもあります。
「ローライズ」と「ボクサーパンツ」の違い
「ローライズ」と「ボクサーパンツ」の違いを、分かりやすく解説します。
「ローライズ」はズボンや下着にみられる、股上が浅いデザインを指します。
「ボクサーパンツ」はブリーフのように伸縮性のある生地で作られたトランクス型の男性用下着のことです。
「ボクサーパンツ」は男性用下着の種類ですが「ローライズ」はデザインの名称であり、男性用、女性用のあるところが異なります。
そして「ボクサーパンツ」の中には「ローライズ」タイプもあります。
まとめ
「ローライズ」と「ボクサーパンツ」は互いに全く異なるものです。
「ローライズ」はへそが見えるほど股上の浅いジーンズや下着、「ボクサーパンツ」はブリーフのようなフィット感のあるトランクス型の下着と覚えておきましょう。