ライブやコンサートで用意される指定席には「一般指定席」と「着席指定席」二種類があります。
このふたつはどのように違うのでしょうか。
今回は、「一般指定席」と「着席指定席」の違いについて解説します。
「一般指定席」とは?
「一般指定席」とは、「座る場所があらかじめ定められている座席」を意味する言葉です。
ライブやコンサートのイベントなどを鑑賞する場合、入場チケットを購入し座席についてステージを鑑賞します。
座席の決め方にはだれでも好きな席に座っていい「自由席」とチケットにあらかじめ座る場所が決められている「指定席」の二種類があります。
「一般指定席」は「決められた座席につくこと以外特に制限が設けられていない一般的な指定席」を意味する言葉です。
指定席の中には食べたり飲んだりしてもいい「飲食可能指定席」や障害者向けに用意された「車いす指定席」など特定の条件を満たしたり決まりに従ったりしなければいけない指定席が会場の一部に特別なサービスや配慮として設けられていることがあります。
「一般指定席」とはそのような「条件やルールが設けられていない通常の指定席」を指します。
特に別扱いの指定席が設けられていない会場では自由席を除く全ての指定席が「一般指定席」です。
「一般指定席」の使い方
・『一般指定席は明日の朝8時に発売開始だ』
・『一般指定席なら舞台のすぐ近くに座れる可能性がある』
・『明日のライブは一般指定席の倍率が100倍を超えた』
・『友人のぶんも含めて一般指定席を4枚確保する』
「着席指定席」とは?
「着席指定席」とは、「公演中座席に居座っていなければいけない指定席」を意味する言葉です。
「着席指定席」は特殊な条件が設けられている指定席の一種です。
「着席指定席」で鑑賞する人は公演中座席に座り続けることが義務付けられており立ってはいけません。
ロックコンサートやライブでは総立ちで応援するのが一般的で指定席といいながらも一度も席に座らないことがよくありますが「着席指定席」はそれとは逆に公演中ずっと座っていなければいけない特別な指定席です。
「着席指定席」は「座って鑑賞したい人向けの席」です。
小さなお子様連れだったり膝や腰が悪かったりなど、様々な事情により公演中ずっと建っているのが難しい人は少なくありません。
周りが総立ちの中で自分一人だけ座っているのは空気を読まないと思われるだけでなく前の人に隠れて肝心の舞台が見えないというデメリットがあります。
座席の中でも見通しの良い一角を「着席指定席」として販売することで座って鑑賞したい人も安心してイベントに参加できます。
「着席指定席」の使い方
・『子供連れなので着席指定席を予約した』
・『膝が悪く建っているのが辛い人にとって着席指定席はありがたい存在だ』
・『着席指定席しか残っていなかったがとりあえず予約しておいた』
・『関係者席は着席指定席になっている』
「一般指定席」と「着席指定席」の違い
「一般指定席」と「着席指定席」の違いは「座る義務があるかどうか」です。
「一般指定席」はたっても座っても構いませんが「着席指定席」は着席が義務付けられているので立ってはいけません。
立って応援したいなら「一般指定席」を、最初から最期まで座って鑑賞したいなら「着席指定席」を予約してください。
まとめ
「一般指定席」と「着席指定席」は鑑賞中の状態で区別されます。
クラシックのように観客が立ち上がることがまずないイベントではほとんど見られませんがロックやアイドルのコンサートでは療法の籍が用意されるケースが増えています。
鑑賞スタイルに合わせてチケットを購入してください。