この記事では、「金運」と「財運」の違いを分かりやすく説明していきます。
「金運」とは?
金運とは、きんうんという読み方をすべき言葉です。
漢字で書かれたこの言葉を見れば理解出来る事ですが、おかねや貨幣といった意味の金の漢字に、人の身の上に起こる幸や不幸を支配する人間の意志を超越した働きやうんめいといった意味がある運の漢字を付け足す事で成立した言葉となっています。
だからこそ金運は、金銭に関連した運勢を表すのです。
「金運」の使い方
金運は、お金そのものに関する運を表す言葉として使われています。
基本的にはお金が入って来る量が多くなった場合には、金運が上昇した、と表現し、逆にお金が入って来る量が少なくなると、金運が下降した、といった形でこの言葉を使う事が多いです。
この様に金運は、その時々の収入の多さを表現する言葉として使用されたりします。
「財運」とは?
財運とは、ざいうんという読み方をする言葉です。
文字で記されたこの言葉を目にすれば一目瞭然な事でしょうが、ざいさんや富といった意味を持っている財の文字に、良い巡り合わせや天命といった意味を有する運の漢字を加える事で誕生した言葉となっています。
以上の事から財運は、財産に関する運という意味を示すのです。
「財運」の使い方
財運は、自分の財産に関連した運気を表現する言葉として用いられています。
財産とはお金に加え、所有する土地や建物といった経済的価値のある物の総称を意味しているのです。
なのでお金だけでなく、所有する土地や株式等の価値が上がった場合には、財運がある、といった使い方をされます。
逆に所有する土地が下落したり、投資しても失敗ばかりする人は、財運がない、という風にこの言葉を用いて表現されるのです。
「金運」と「財運」の違い
金運と財運は、文字表記を見比べてみれば即座に、金と財という漢字の違いに直ぐに気付く事が出来ます。
所が2文字目に共に、運という同じ漢字が使われており、どちらも運命に関連した言葉である点はややこしい部分です。
とはいえ最初の文字の違いから、表す意味合いにも違いが生まれています。
まず金運は、金銭に限定した運勢を意味する言葉です。
一方の財運は、金銭や所有する土地、金融商品等の財産全般に関する運勢を示します。
「金運」の例文
・『彼女は、金運が上昇中という占いを信じて宝くじを購入しました』
「財運」の例文
・『財運がある彼は、土地や株式といった投資を次々に成功させたのです』
まとめ
2つの言葉は、どちらも2文字目に同じ運という漢字が使われており、共に運勢に関連した言葉同士です。
ですが最初の文字は金と財という明確な違いがあるため、表す意味合いには相違点を見出す事が出来ます。
ちなみに金運は、文字通りお金に関する運勢を表現する言葉として使用されているのです。
対する財運は、お金だけでなく所有する土地や建物、金融商品といった財産全般の運勢を示す際に用いるべき言葉となっています。