「軟式テニス」と「硬式テニス」の違いとは?分かりやすく解釈

「軟式テニス」と「硬式テニス」の違いスポーツ

この記事では、「軟式テニス」「硬式テニス」の違いを分かりやすく説明していきます。

「軟式テニス」とは?

「軟式テニス」とは?

「軟式テニス」とは、日本発祥のテニスであり、その使用するボールやコート、ラケットなどテレビなどでよく目にする黄色いボールを使用する「硬式テニス」とは大きな違いがあります。

「軟式テニス」は、ボールが高価だったため手に入りにくかった時代に、ゴムのボールで代用しテニスを行った事が「軟式テニス」が始まったきっかけとされています。

中学校での部活動は、ほとんど「軟式テニス」が採用されており、中学の部活の代名詞とも言えます。

もちろん「軟式テニス」を部活で行う学生は、将来「硬式テニス」に移行するために入部する学生も多く、「硬式テニス」の基礎を習得するために始めるプレイヤーも多くなっています。

「軟式テニス」の最大の特徴は、使用するボールにあります。

軽いゴムボールが使用され、風の影響を受けやすいですが、空気を入れ直す事で何度も使用が可能です。

他にも使用するコートやラケットも「硬式テニス」とは異なっています。

「硬式テニス」とは?

「硬式テニス」とは?

「硬式テニス」とは、フランス発祥のスポーツであり、黄色い硬いゴム製の球体にフェルトが張られたボールを使用します。

地面に落ちた場合の反発が強く、よく弾みます。

「硬式テニス」は、試合中のポイントのカウントの方法が特徴的で、0点を「ラブ」と呼び、1点を「15(フィフティーン)」、2点を「30(サーティー)」、3点を「40(フォーティ)」、4点を「ゲーム」と呼びます。

どちらかのプレイヤーが4点獲得した時点で一つのゲームが終了します。

使用するラケットも重いボールを使用しているため、その衝撃に耐えられるようなラケットを使用し、「軟式テニス」で使用するラケットより重くなっています。

「軟式テニス」と「硬式テニス」の違い

「軟式テニス」と「硬式テニス」の違い

「軟式テニス」「硬式テニス」は同じ「テニス」という競技ですが、非常に多くの異なる点があります。

最も有名な違いは使用するボールで、「軟式テニス」は軽く安価なゴムボールが使用され、風の影響を大きく受けます。

軽いボールのため弾んだ後に減速するのが特徴です。

「硬式テニス」で使用するボールは、硬く厚い球体にゴムにフェルトがはられてたもので、反発が強いためバウンドした後のスピードも速くなるのが特徴です。

使用するラケットも、それぞれのボールに適したラケットが使用されるため、「軟式テニス」より「硬式テニス」のラケットが重いものが使われます。

試合で使用されるコートにも違いがあり、「硬式テニス」では両サイドに「サイドライン」が存在しますが、「軟式テニス」にはこの「サイドライン」は途中で切れており、形状が違います。

他にもポイントのカウントの方法や、ダブルス戦においてのサーブの順番などの違いもあります。

まとめ

まとめ

「軟式テニス」「硬式テニス」はどちらも「テニス」という競技ですが、その競技ルールや道具、使用するコートなどに大きな違いがあります。

中学校の部活で導入されているのは、ほとんどが「軟式テニス」であり、これがきっかけとなって「硬式テニス」へ転向するプレイヤーも多いでしょう。

どちらの「テニス」も、とても白熱した試合が展開されます。

ふたつの「テニス」の違いを知った上で観戦してみてはいかがでしょうか。