この記事では、「まどろっこしい」と「ややこしい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「まどろっこしい」とは?
「まどろっこしい」の意味と使い方について紹介します。
意味
「まどろっこしい」の意味は、以下の2つです。
1つ目は、「相手のすることが遅く、イライラする様子」という意味で、相手が行動したり、ものごとを判断するのが遅くて苛立つことを表します。
2つ目は「相手の言いたいことややりたいことがはっきりせず、回りくどくてよく分らない様子」という意味で、手間ばかりかかってものごとが進まない状態を表します。
使い方
「まどろっこしい」は形容詞で、文末にそのまま使ったり、「まどろっこしい表現」など名詞を修飾して使います。
副詞として使う時には「まどろっこしく」になり、名詞形は「まどろっこしさ」です。
漢字で書くと「間怠っこしい」で、「間怠い(まだるい)とい言葉が変化したものと言われています。
「ややこしい」とは?
「ややこしい」の意味と使い方について紹介します。
意味
「ややこしい」の意味は、「こみ入っていてわずらわしい様子」のことです。
ものごとが複雑で面倒くさい、手間や時間がかかることを表します。
使い方
「ややこしい」は形容詞で、文末にそのまま使ったり、「ややこしい道」など名詞を修飾して使います。
副詞として使う時には「ややこしく」になり、名詞形は「ややこしさ」です。
「ややこしい」の「ややこ」とは、「赤ちゃん」のことで、「赤ちゃんの様に手がかかって大変」という意味出使われる様になりました。
「まどろっこしい」と「ややこしい」の違い!
「まどろっこしい」と「ややこしい」の違いを、分かりやすく解説します。
内容
「まどろっこしい」は、「行動が遅い、回りくどいこと」です。
「ややこしい」は、「こみ入っていて、わずらわしいこと」です。
対象
「まどろっこしい」は、人の行動や判断に対して使われます。
「ややこしい」は、ものごとの状態に対して使われます。
まとめ
「まどろっこしい」と「ややこしい」は、内容や対象が違います。
不満を表す言葉ですので、使う時には注意しましょう。