「念珠」と「数珠」の違いとは?分かりやすく解釈

「念珠」と「数珠」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「念珠」「数珠」の違いを分かりやすく説明していきます。

「念珠」とは?

「念珠」とは?

「念珠」とは、仏具の一つで仏教で使用される煩悩などを振り払ったり、厄除けとして使用する仏具になります。

なお、この仏具には男性用と女性用があり、男性側は、「念珠」の玉の大きさが大きく女性は小さいという違いがありますので葬儀などで手元を見れば、男性であるか女性であるかが実はわかるという仕組みがあり、一見すると男性のような方でも女性である場合、「念珠」を見れば性別の区別が可能です。

しかし、たまに男性が「女性用の「念珠」を使用していることも多々あります。

「数珠」とは?

「数珠」とは?

「数珠」は、「念珠」と同じです。

ただ、「数珠」「念珠」もパワーストーンという意思を使用して構築されたものであればこれはアクセサリーになりますので仏具ではないと言えます。

「数珠」「念珠」は、煩悩を払うこととお経を読む回数を数えるために作られたものでそこにプラスする形で厄除けが付与され、アクセサリーになりましたので、「数珠」「念珠」はアクセサリーだと考えてもよいでしょう。

「念珠」と「数珠」の違い

「念珠」と「数珠」の違い

両者の違いですが、違いはありません。

同じものを指しており、言い方が2つ存在するというだけで両者は同じです。

ただ、あえて違いを作るとすれば、念を込めて祈祷するのが「念珠」でアクセサリーの一部だと考えるのが「数珠」だと考えてもよいでしょう。

「念珠」の例文

「念珠」の例文

・『男性の部長の念珠が女性用だった』
この例は、男性の部長が使用していた仏具が実は女性用だったという例です。

「念珠」は球の大きさで男性用と女性用がわかり、球がすべて小さいが故部長は女性用を使用しているとわかった例になります。

「数珠」の例文

「数珠」の例文

・『天然石の数珠を購入する』
この例は、パワーストーンで作られた「念珠」を購入する例です。

「数珠」は、「念珠」のことで仏具なんですが、念を込めるという気持ちが強く出ていないのでアクセサリーでもあります。

まとめ

まとめ

「念珠」については念を込めることから仏具であると定めていて、「数珠」についてはどちらかというとアクセサリーよりです。

なので、「天然石の数珠」という言葉でアクセサリーであると紹介しており、「念珠」は仏具だとしていますのでこちらはお祈り用という意味合いが強いです。

なお、「念珠」は常に持ち歩くものではなく身に着ける必要性はありませんが、「数珠」は、幸運を呼び込む風水アイテムである場合常に持ち歩き身に着ける必要性がありますので「数珠」は持ち歩き身に着け、「念珠」は祭儀や神事のときにのみ使用すると考えるとよいでしょう。

ただ、現在では、たいていが神事か祭儀で使用するのが両者になりますので、両者を使い分ける必要性はないでしょう。

なので、風水アイテムであっても身に着けていない人は多いのではないかと思われます。

なぜなら、「数珠」が目に付く場所にある場合、第3者の視線というものが気になりますし、お葬式でもないのに「数珠」を身に着けるのはどうかという問題もありますので風水アイテムであっても「数珠」「念珠」を身に着けないというのは仕方ないことなのかもしれません。