この記事では、「納会」と「忘年会」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「納会」とは?
「納会」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「納会」は、「のうかい」と読みます。
「納会」は、「その年や年度の最後に締めくくりとして催す会」という意味があります。
例えば、シーズンオフの時期に、プロ野球球団の関係者がホテルの宴会場を貸し切って集まり、その年の締めくくりとして会を催すことがあります。
この場合は、「プロ野球チームが、シーズンオフに納会を開き、そのシーズンを締めくくる」などという文章を作ることができます。
また、会社の同じ部署に所属する人が、年度末に集まって、飲食の場を作るような場合は、「年度末に部署の納会がある」などという文章にできます。
さらに「納会」には、「取引所で、各月の最後の立ち合い」という意味があります。
株式取引を行う取引所で、年末の取引最終日のことを、「大納会」と呼びます。
そのため、「年末の東京証券取引所で、大納会が開催された」などという文章を作ることができます。
「忘年会」とは?
「忘年会」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「忘年会」は「ぼうねんかい」と読みます。
「忘年会」は、「年末に、その一年の苦労を忘れるために行う宴会」という意味があります。
11月の終わりから、12月の半ばあたりに開催されることが多く、居酒屋などの飲食店に集まり、お酒を飲みながら、一年の頑張りをねぎらったり、憂さを晴らすような会を指します。
例えば、会社の部署ごとに、居酒屋に集まって、その年の苦労を忘れるための宴会が開かれるかもしれません。
この場合は、「明日は部署の忘年会があるため、胃薬を用意した」などという文章を作ることができます。
また、営業職の人は、取引先の「忘年会」にも参加する場合があります。
そのため、「忘年会シーズンは、毎晩、どこかの忘年会に参加している」などという文章にできます。
「納会」と「忘年会」の違い
「納会」と「忘年会」の違いを、分かりやすく解説します。
「納会」は、「その年や年度の最後に締めくくりとして催す会」という意味があります。
一方で「忘年会」は、「年末に、その一年の苦労を忘れるために行う宴会」という意味があります。
「納会」は、年度末など、節目に行われるのに対して、「忘年会」は、年末に行われるという違いがあります。
このように、基本的には、飲食を伴う宴会を指す言葉ですが、節目ごとに行うのが「納会」のため、年末に開催されるとは限りません。
しかし、必ず11月後半から年末にかけて行われるのが「忘年会」という違いがあります。
まとめ
「納会」と「忘年会」の違いについて見てきました。
2つの言葉には微妙な意味の違いがありました。
2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。