この記事では、「納品」と「納入」の違いを分かりやすく説明していきます。
「納品」とは?
「納品」は品物というものを業者から商店に引き渡すことで業者側は、商品を渡して、代わりに受け取るのがお金になります。
なお、「納品」は品物でないと成立せず、「お金を納品」するというのは、お金は品物ではありませんので間違った使用例です。
お金を相手に渡す場合は、「納入」を使うのが正しい例になります。
「納入」とは?
「納入」は、ビジネスにかかわることであれば大抵が「納入」になります。
「納入」は、お金に品物やデータなどを相手に引き渡すことでビジネスであれば、商品の引き渡しやシステムの引き渡しのほか、資金の受け渡しです。
なので、いろいろと受け渡しする場合、「納入」といえばよいでしょう。
「納品」と「納入」の違い
両者の違いは、品物限定であるか、品物以外でも第3者に引き渡すことであるかです。
「納品」は、お金は提供負荷でデータシステムや物品は、提供することを意味します。
一方、「納入」は、データだろうとお金だろうと品物だろうと相手に引き渡すことを意味します。
「納品」の例文
・『包丁セット40本の注文を受け、無事に納品を終えた』
この例は、商店から包丁セットを40本欲しいと言われ、無事に引き渡した例です。
この例は、業者が包丁セットの在庫を商店に売り渡した例で、無事に商品を提供したので後は商店からお金を受け取れば、契約はすべて成立したとなります。
逆に、お金を受け取れなかった場合、信用問題になりますので、商店側を相手に訴えることも可能です。
「納入」の例文
・『サーバーの構築代金を納入する』
この例は、サーバーを作ってもらった代金を納めるというものです。
「納入」は、便利な言葉で、ビジネスにおいては、お金にソフトウェアのような形がはっきりしないものにも使用可能で、もちろん物品にも使用できる言葉でそれらを納めるというのが「納入」になります。
まとめ
「納品」については、テレビゲームなどでも登場する言葉で物を納めることを「納品」と呼ぶのでこちらの言葉は物にしか通用しない言葉だと思われていますが、実はデータも一応物という扱いなのでUSBに入ったデータや通信で相手先にデータを送ることも一応「納品」です。
しかし、お金を納めるというのは、「納品」にはならず、「納入」という言葉が適切で、ビジネスでは「納入」という言葉のほうをよく使用します。
この言葉は便利な言葉で、お金はもちろんのことデータや物品も相手先に収めることを意味しますのでビジネスではこちらのほうを利用したほうがよいでしょう。
逆に、テレビゲームでは、物と物のやり取りが主なので「納品」がスタンダードな言葉で稀に、物のほかお金もやり取りするため、「納入」という言葉を使用しているゲームもありますが、大半が「納品」でクエストなどをこなしてそのクエストで必要なものを相手に与えることを「納品」と呼ぶことが多いです。