この記事では、「防水スプレー」と「撥水スプレー」の違いを分かりやすく説明していきます。
2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。
「防水スプレー」とは?
「防水スプレー」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「防水スプレー」は、「ぼうすいすぷれー」と読みます。
「防水スプレー」は、「生地に撥水性を与えて、水の浸透を防ぐ効果があるスプレーのこと」という意味があります。
「防水」には、「水がしみこむのを防ぐこと。
水が入ったりしみこんだりしないように加工、処理すること」という意味があります。
例えば、雨の日に綿のコートを着ていると、雨がしみて、びしょびしょになってしまうかもしれません。
少しでも雨がコートの生地にしみこむのを防ぐため、「防水スプレー」をコートに吹きかけて、撥水効果を出します。
「防水スプレー」を吹きかけることで、コートの表面が水をはじきやすくなり、小雨程度ならはじけるようになり、びしょびしょになるのを防げるかもしれません。
ただし、永続的に撥水効果を維持できるわけではないため、定期的に「防水スプレー」を吹きかける必要があります。
「撥水スプレー」とは?
「撥水スプレー」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「撥水スプレー」は「はっすいすぷれー」と読みます。
「撥水スプレー」は、「生地に撥水性を与えて、水の浸透を防ぐ効果があるスプレーのこと」という意味があります。
このように、「防水スプレー」と「撥水スプレー」は、同じ意味があります。
「撥水」とは、「布や紙などが、表面で水をはじくこと」という意味があります。
例えば、山登りをするときに、上着に「撥水スプレー」をかけることで、雨が降った時、服から体に浸透し、体が冷えるのを防ぐことができます。
コートやジャケット、ジャンパーなどには、もともと「撥水加工」がされていて、雨水をはじきやすくなっているものがあります。
しかし、時間が経過すると撥水効果が薄れるため「撥水スプレー」を吹きかけて、撥水効果を長く保つという使い方をすることもできます。
「防水スプレー」と「撥水スプレー」の違い
「防水スプレー」と「撥水スプレー」の違いを、分かりやすく解説します。
実は「防水スプレー」も「撥水スプレー」も、撥水効果を加えるためのスプレーを意味します。
「撥水スプレー」という表現が正しく、たとえ「防水スプレー」と表記されていても、防水することは難しいのが現実になります。
防水したい場合は、ゴアテックスなどの、防水生地を使った服や靴などを購入する必要があるためです。
「防水スプレー」も「撥水スプレー」も実は同じもので、撥水効果が期待できるスプレーという意味になります。
まとめ
「防水スプレー」と「撥水スプレー」の違いについて見てきました。
2つの言葉の意味は違いますが、「防水スプレー」、「撥水スプレー」と言われて売られているものは、どちらも同じものだということが分かりました。