この記事では、「模造刀」と「模擬刀」の違いを分かりやすく説明していきます。
「模造刀」とは?
「模造刀」は、殺生を目的とした日本刀に見立てたもので、モデルになる刀は日本刀のように刀というものが主です。
しかし、「模造等」は別に日本刀でないといけないというものではなく、海外の剣でも「模造刀」です。
要は、「模造刀」とは、殺生を目的とした用具のレプリカで干渉を目的に作られた物のことになります。
「模擬刀」とは?
「模擬刀」は、本物の刀の練習をする目的で作られたもので、「模造刀」は、観賞用であるに対してこちらは、刀の訓練に使用するものなので、重さも本物と同じように似せています。
重さが同じなので、本物の刀を扱う訓練に用いるのが「模擬刀」です。
本来の刀の練習で本物の日本刀を使用した場合、相手を殺生してしまうという問題があることから、練習には、偽物の刀を使用するのが当たり前で、「模造刀」を使用して訓練をするのが相手を殺生することなく、剣の道を志せるのです。
とはいっても、重さは同じなのでぶつかればおそらく相手は、骨が折れる可能性もあり得ます。
「模造刀」と「模擬刀」の違い
両者の違いは、練習用の刀であるか観賞用であるかです。
観賞用のレプリカは、「模造刀」で本物の刀を扱う訓練用のものは、「模擬刀」になります。
「模造刀」の例文
・『観光名所で備前長船の模造刀を購入する』
この例は、観光名所でなぜか、備前長船のレプリカが売られていたので購入したという例です。
「模造刀」は、要は、レプリカのことで、備前長船は岡山で作られていた名刀の一つになります。
「模擬刀」の例文
・『模擬刀で素振りを行う』
この例は、刀と同じ重さの偽物の刀で素振りをするというものです。
訓練なので本物の刀を使用せずに、偽物で重さと形状が似ている刀のようなものを利用して刀の扱いの訓練をしているのがこの例になります。
まとめ
「模造刀」については、これは、レプリカの刀のことでおもちゃであるといえばおもちゃですし、観賞用の刀だといえばその通りです。
つまり殺生を行う刃物全部のことを「模造刀」と呼びます。
しかし、「模擬刀」は、刀を扱う人物たちの訓練用の偽物の刀ですが、これはおもちゃというよりも本当の刀を似せて作っていますので頑丈でかつ重さも本物の日本刀と同じです。
さすがに、本物の日本刀で両者お互いに訓練と称して刀をぶつけ合うと死傷者が出ますのでこれでは訓練にならず、殺人というものが成立してしまいます。
なので、一方は本物の刀を持ち、一方が偽物という刀を持った場合、どうなるかを問われると本物の刀を持っている人物の刃が当たれば、殺人が成立してしまう可能性がありますので、一応、「模擬刀」は、本物と偽物の区別ができるように作るのがよいのですが、中には本物と変わらないものがあったりと見分けがつかないものがあり、過去には映画の撮影などで死傷者が出るなどもありました。
