「列挙」と「箇条書き」の違いとは?分かりやすく解釈

「列挙」と「箇条書き」の違い専門用語・業界用語

この記事では、「列挙」「箇条書き」の違いを分かりやすく説明していきます。

2つの言葉には、どのような意味と違いがあるでしょうか。

「列挙」とは?

「列挙」とは?

「列挙」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「列挙」は、「れっきょ」と読みます。

「列挙」は、「並べあげること。

一つ一つ数え上げること」
という意味があります。

何かを並べあげたり、数え上げる時、「列挙」という言葉を使うことができます。

たとえば、会社の後輩を説教する時、後輩のだらしない点、問題のある点を、一つ一つ数え上げるかもしれません。

このような場合は、「同僚の問題点を列挙して、後輩を説教する」などという文章を作ることができます。

また、鉄道ファン同士が会話をするとき、好きな鉄道について、並べあげていくのではないでしょうか。

この場合は、「鉄道ファンが、好きな鉄道を列挙し、会話が盛り上がる」などという文章にできます。

他にも、会議の席で説明をするときに、例を並べあげ、分かりやすくする場合は、「実例を列挙して、具体的な説明をする」などと表現することができます。

「箇条書き」とは?

「箇条書き」とは?

「箇条書き」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「箇条書き」「かじょうがき」と読みます。

「箇条書き」は、「一つ一つの条項に分けて書き並べること。

また、そうして書かれたもの」
という意味があります。

例えば、自分が抱えている問題について、考えるとき、ノートに問題点を一つ一つ書き並べるかもしれません。

この場合は、「自分の問題点を箇条書きにする」という文書を作ることができます。

また、夫に会社帰りに買い物をしてほしいものがある時、一つ一つ、条項に分けて書き並べるかもしれません。

この場合は、「夫に買ってきてもらいたいものを、メモに箇条書きにして渡す」などという文章にできます。

このように、一つ一つの条項に分けて、書き並べる場合は、「箇条書き」を使いましょう。

「列挙」と「箇条書き」の違い

「列挙」と「箇条書き」の違い

「列挙」「箇条書き」の違いを、分かりやすく解説します。

「列挙」は、「並べあげること。

一つ一つ数え上げること」
という意味があります。

一方で「箇条書き」は、「一つ一つの条項に分けて書き並べること。

また、そうして書かれたもの」
という意味があります。

このように、並べあげることという点で、2つの言葉には、共通の意味があります。

ただし、「列挙」という言葉を使う場合は、並べあげる時の、手段を選びません。

口で言ってもいいし、紙に文字で書いても問題ありません。

一方の「箇条書き」は、「書く」という動作が不可欠な言葉になります。

このように、「列挙」は口でも文字でも、並べあげることができるのに対して、「箇条書き」は、書かないといけないという違いがあります。

まとめ

まとめ

「列挙」「箇条書き」の違いについて見てきました。

2つの言葉には明確な意味の違いがありました。

2つの言葉の意味の違いを知ることで、混同せずに使い分けることができるようになりそうです。