この記事では、「アジェンダ」と「議案」と「議題」の違いを分かりやすく説明していきます。
「アジェンダ」とは?
「アジェンダ」は英語の「agenda」が日本語化した言葉で、意味は以下の通りです。
1つ目は「会議における議事日程や協議事項、またはそれらをまとめたもの」という意味で、会議がある時に、記録として残しておくべき日程や内容のことです。
2つ目は「政治で、行動計画や検討課題のこと」という意味で、政策の計画や予定表のことです。
3つ目は「ビジネスでのスケジュール帳」という意味で、備忘録として記しておくもののことです。
3つ目は「キリスト教で、教会における礼拝」という意味で、礼拝式の定型のことです。
上記に共通するのは「記録しておくこと」という意味です。
「アジェンダ」の使い方
「アジェンダ」は名詞として「アジェンダを作成する・した」「アジェンダ通りにする」「本日のアジェンダ」などと使われます。
基本的に、ビジネスにおける会議日程や協議事項や、政策的な行動計画や検討課題に使われる言葉です。
「アジェンダ」の例文
・『会議が終わった後にアジェンダを作成する』
「議案」とは?
「議案」は「ぎあん」と読みます。
意味は「会議で審議・決定する為の原案のこと」で、会議で話し合い結論を出す為のたたき台となる案のことです。
「議」は「意見を出して話し合う」という意味、「案」は「考えた内容を盛りこんだ下書き」という意味、「議案」で「意見を出して話し合う内容を考えてまとめた下書き」になります。
「議案」の使い方
「議案」は名詞として「議案を作成する・した」「議案を出す」「議案書」などと使われます。
基本的に、会議で話し合ったり決めたりする内容をまとめた下書きに使われる言葉です。
「議案」の例文
・『来月の会議における議案を考える』
「議題」とは?
「議題」は「ぎだい」と読みます。
意味は「会議にかけて検討する問題」という意味で、集まって話し合ったり決めたりする課題のことです。
「題」は「解答を求める問い」という意味、「議題」で「意見を出して話し合い、解答を求める問い」になります。
「議題」の使い方
「議題」は名詞として「議題がある・ない」「議題を決める」「議題にあがる」などと使われます。
基本的に、会議で話し合ったり決めるべき問題に使われる言葉です。
「議題」の例文
・『本日の議題はテレワークの導入についてです』
「アジェンダ」と「議案」と「議題」の違い
「アジェンダ」は「ビジネスにおける会議日程や協議事項」「政策的な行動計画や検討課題」という意味です。
「議案」は「会議で話し合ったり決めたりする内容をまとめた下書き」という意味です。
「議題」は「会議で話し合ったり決めるべき問題」という意味です。
まとめ
今回は「アジェンダ」と「議案」と「議題」について紹介しました。
「アジェンダ」は「会議の内容」「行動計画」、「議案」は「話し合うべき内容の下書き」、「議題」は「話し合うべき問題」と覚えておきましょう。