この記事では、「思い出」と「思い入れ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「思い出」とは?
「思い出」は「おもいで」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「過去に自分が見たり聞いたりしたことを記憶していること」という意味で、過去に自分が経験したことを覚えていることです。
2つ目は「過去に自分が経験した印象的な事柄を頭によみがえらせること」という意味で、過去に経験した忘れられない記憶を思い出すことです。
3つ目は「ある事柄を思い出すきっかけになるもの」という意味で、写真やおみやげ品など、それを見ると過去のある事柄が記憶によみがえるよりものです。
上記に共通するのは「過去の記憶がよみがえる」という意味です。
「思い出」の使い方
「思い出」は「過去に自分が見たり聞いたりしたことを記憶していること」「過去に自分が経験した印象的な事柄を頭によみがえらせること」「ある事柄を思い出すきっかけになるもの」という意味で使われます。
名詞として「思い出がある・ない」「思い出深い」「思い出の品」などと使われます。
基本的に、過去に自分が経験したことを記憶によみがえらせることや、そうさせるきっかけとなるものに使われる言葉です。
「思い入れ」とは?
「思い入れ」は「おもいいれ」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「深く感じたり、気持ちが込められていること」という意味で、あるものに対して特別な気持ちがこもっていることです。
2つ目は「演者が言葉にたよらずに、その時の気持ちを演技で表すこと」という意味で、セリフがなくても表情や仕草で観客に伝えることです。
3つ目は「見込みや予想」という意味で、その様な思惑があることです。
4つ目は「人望」という意味で、人から信頼されたり好感を持たれたりすることです。
上記に共通するのは「気持ちがこもっている」という意味です。
「思い入れ」の使い方
「思い入れ」は「深く感じたり、気持ちが込められていること」「演者が言葉にたよらずに、その時の気持ちを演技で表すこと」「見込みや予想」「人望」という意味で使われます。
名詞ととして「思い入れがある・ない」「思い入れが強い」などと使われます。
基本的に、あるものに対して深く感じたり、特別な気持ちがこもっていることに使われる言葉です。
「思い出」と「思い入れ」の違い
「思い出」は「過去に自分が経験したことを記憶によみがえらせることや、そうさせるきっかけとなるもの」という意味です。
「思い入れ」は「あるものに対して深く感じたり、特別な気持ちがこもっていること」という意味です。
「思い出」の例文
・『元カレとの思い出に浸る』
・『初めて彼女とデートした思い出の場所を訪れる』
・『子供の頃に田舎でたくさん遊んだ思い出がある』
・『旅の思い出に記念写真を撮る』
「思い入れ」の例文
・『この曲には若い頃からの思い入れがある』
・『この絵には作者の思い入れが詰まっている』
・『思い入れのある役柄を再演する』
・『このぬいぐるみには思い入れがあるので捨てられない』
まとめ
今回は「思い出」と「思い入れ」について紹介しました。
「思い出」は「記憶がよみがえること」、「思い入れ」は「気持ちがこもっていること」と覚えておきましょう。