「芯が強い」と「我が強い」の違いとは?意味を詳しく解釈

「芯が強い」と「我が強い」の違い言葉・カタカナ語・言語

言葉の中には、意味が似ているようでじっくりとその中身を見てみると、全く解釈が異なる言葉が数多くあります。

例えば、何事にも負けないような強い意思を持っている人を「芯が強い」と言うことがありますが、これと似た言葉で「我が強い」というものもあります。

では、この「芯が強い」「我が強い」では、どのような違いがあるのでしょうか?

「芯が強い」の意味や使い方

 「芯が強い」の意味や使い方

「芯が強い」は、「しんがつよい」という読み方をしますが、意味としては、「外見は頼りなさそうにしていても、自分の中にしっかりとした考えを持っていること」という解釈になります。

「芯が強い」人は、自分の考えがしっかりとしているので、どんな場面になっても、恐れることなく堂々と自分の意見を発することができて、価値観がブレることがありません。

最近では、ビジネスの世界でも、男性と肩を並べて自分の意見を明確に意思表示できるような女性の人達も増えています。

このような人達も「芯が強い」人であり、社会的地位を堅実に築いている人達の特徴でもあります。

「我が強い」の意味や使い方

「我が強い」の意味や使い方

一方の「我が強い」「がつよい」という読み方をしますが、「自分の考えをはっきり持っていて、その考えを力ずくで押し通そうとする意志が強さ」という意味があります。

しかし、その「意思の強さ」「協調性に欠けている」というマイナス的なニュアンスで受け止められることもあり、「自分の意見を押し付ける」といったようなケースもあります。

いわゆる「わがまま」ということになります。

「芯が強い」と「我が強い」の違い

「芯が強い」と「我が強い」の違い

「芯が強い」「我が強い」「意思が強い」という意味では共通しているのですが「芯が強い」人は、「自分の中にしっかりとした考えを持っている」ものの、周りとの協調を無視することはありません。

間違った流れであれば、しっかりと主張をしますが、チームプレイも重視しています。

しかし、「我が強い」「自分の考えを押し通そうとする」傾向があるので、どうしても孤立してしまうことになってしまいます。

この2つの言葉は、これらの点が相違点と言えるでしょう。

「芯が強い」を使った例文と意味を解釈

「芯が強い」を使った例文と意味を解釈

では、「芯が強い」を使った例文を見ることにします。

「ビジネス社会では、芯が強い女性社員が増えていますが、彼女達は. 自分の達成目標がはっきりとしている」

「芯が強い」と言われる女性社員の人達は、自分のなりたいビジョンを明確に持っています。

その目標を達成するために、常に必要な行動を行うので、周りから「無茶だ」と思われるようなことでも、やり遂げる力と強さがあるのです。

「我が強い」を使った例文と意味を解釈

「我が強い」を使った例文と意味を解釈

「我が強い」を使った例文を見ていくことにします。

「我が強い人は、自分の考えを他の人にも押しつけるので、場を仕切ってしまい敬遠されがちです」

「我が強い」人は、自分の意見に賛同者が少なくても、他人の意見を考慮せずに自分勝手に物事を進めていく傾向があります。

複数で議論をしている時に、他のメンバーの意見を考慮して、アイデアをまとめそうとするのですが、「我が強い」人は、議論の場を仕切ってしまい、自分の考えをベースにアイデアに結論づけるようにしていきます。

このように「我が強い」人は、様々な状況であっても中心的な存在となることを望んでいます。

まとめ

まとめ

「芯が強い」「我が強い」の2つの言葉を見てきましたが、あなたの周りにも、これらの言葉が当てはまる人がいることと思います。

しかし、この傾向が強い人を一緒に仕事をする場合、時には衝突することもあるでしょうが、その特性をよく理解して上手に付き合うことで、物事が順調に進んでいくことでしょう。