この記事では、「一人称」と「三人称」の違いを分かりやすく説明していきます。
「一人称」とは?
「一人称」は、自分の心情や行動を自分で記すもので、自分の見たまんまの視点や行動を意味します。
なので、小説では、主人公が自分語りをしている視点は、自分のことを自分で語っているので「一人称」で第3者の視点から主人公のことをどうこう言ってません。
もっと簡単に言えば、テレビゲームでFPSというゲームは自分の視点で物事を見て行動するのでこれは、「一人称」という視点でゲームをプレイしています。
「三人称」とは?
「三人称」は、何かを間に挟んで物事の印象をどうこう言うことや物事を見ることです。
たとえば、F1レースのマシンの様子を映し出す場合、レーサーの視点のみであれば、これは「一人称」になりますが、F1マシンの別のところにカメラを付けまくり、様々な視点から物事を見れば、これは、「三人称」になります。
よって、テレビゲームで言う「三人称」は自分の目線以外で映し出された視点でどのような視点の高さでもよいので一応ゲームが成立する視点の演出であれば、「三人称」になり、航空写真のような視点や、シルエットしかわからないような視点であっても「三人称」です。
「一人称」と「三人称」の違い
両者の違いは、視点の違いで「一人称」はFPSのように自分が登場人物であり、自分の視界がすべてになります。
一方で「三人称」は、だれの視点なのかは不明でもっと言えば、航空写真のような視点でも成立します。
「一人称」の例文
・『このゲームは一人称視点で自分の行動がよく分かる』
この例は、一人称というものについて解説しており、一人称は自分の視点であるが故、ゲームであれば登場人物の視点でゲームが進むので自分のやっていることがよく分かるというものです。
なので、シューティングゲームはFPSというジャンルにおいては対象を狙っていることや助けに行こうと移動することなどがわかりやすく、操作性が良ければよいほどやりたいことも増えるというものです。
「三人称」の例文
・『三人称は、だれの視点でもないと言える視点である』
この例は、三人称というものは、すべての登場人物やもしくは登場人物ですらない場所にスポットを当てるのでぶっちゃけると誰の視点でもない描写で物事を描けるというものです。
つまり、人にスポットを当てずとも、動物なり、果ては自動車にスポットを当てても一応成立するというものになります。
逆に、「一人称」は、主役となる者がいないと話にならないので、「三人称」のようにどうでもよいものを中心に添えるということはできません。
ちなみに、「一人称」でも人間以外を主役にすることは可能で、レースゲームでは自動車が主役です。
まとめ
「一人称」は、視点においては主役が視点になるので、ゲームにおいてはプレイヤーの視点です。
しかし、「三人称」はぶっちゃけると誰でもよいと言え物事の視点については、犯人だったり、そこら辺を歩いている犬でもよく、視点の高さも人間の目線である必要性はありません。
なので、「三人称」は航空写真のような高さにある写真でも視点になります。
これを「一人称」に置き換えると、航空写真を取れる高度に主役となる人間がいるということになります。