この記事では、「探究心」と「探求心」の違いを分かりやすく説明していきます。
自己PR文に役立つ語を調べていきましょう。
「探究心」とは?
探究心とは、問題を解決していくために深く考えること。
真実とは何か、じっくり読み解いていく力をあらわします。
わからないまま投げ捨てない、粘り強さやひた向きさを探究心といいます。
もともと「探究心」の「究」には、これ以上先がない所まで突き進むという意味があります。
そのため本質をつかみ取ろうとする志、がむしゃらな気持ちを探究心といいます。
「探究心が強い」というと、色々なことに興味をもって深く調べたり考えたりする、知的好奇心旺盛な様子をあらわします。
「探求心」とは?
探求心とは、ある事柄を追い求めようとする心のこと。
未知の冒険に出かけて、自分のものにしようとする心意気をあらわします。
自分にとって必要なものを、つかみ取ろうとする力が探究心になります。
もともと「探求心」の「求」には「探す」という訳があります。
そのため欲しいものを徹底的に追い求めること、見つけ出そうと動くことが探求心になります。
探求心には、よくも悪くも「あどけない」という意味があります。
童心に帰ったように無邪気なさまをあらわすので、いつまでも夢を追いかけているような「夢追い人」をあらわします。
「探究心」と「探求心」の違い
どちらも似ているので、間違えやすい語です。
「探究心」と「探求心」の違いを、分かりやすく解説します。
・自己PRで書くのは「探究心」
「探究心」と「探求心」は打ち間違えやすい言葉です。
整理すると探究心は、課題について深く考えること。
時間をかけて細かく調べて、自分の知識をかさ上げすることです。
そして探求心は、自分の必要としている物を追い求めること。
明るく前向きな訳もあるものの、他方で「自分の好きなことしか興味がない」という気になる側面ももった言葉です。
そのため就活などの自己PR文では「探求心」よりも「探究心」をつかいます。
「私の強み探究心です」というと、失敗した原因を根気よく追い求めて解決していけること。
納得できる答えが得られるまで、粘り強く研究するという深い意味があります。
途中で投げ出さず、腰を据えてじっくり仕事と向き合えるのが「探究心のある人」です。
多くの人と協力する現場では、独りよがりな探求心よりも「探究心」の方が、役立つスキルとなります。
言葉の意味をただしく理解して、企業から求められる人になっていきましょう。
まとめ
「探究心」と「探求心」の違いを分かりやすくお伝えしました。
探究心とは物事の深い部分まで詳しく調べて、納得できる結論を見つけていくこと。
仕事に対して根気よく取り組む、まじめな人柄をあらわします。
そして探求心とは、ある物を追い求めること。
自分にないものを、欲することです。
就職活動の自己PR文で用いるのは探求心ではなく「探究心」になります。
正しくマスターしておきましょう。