この記事では、「興味深い」と「関心を寄せる」の違いを分かりやすく説明していきます。
「興味深い」とは?
興味深いとは、面白くて心が惹きつけられる様子のことをいいます。
「興味」には、「その物事が感じさせる趣、面白味」といった意味があります。
「深い」は、物事の分量や程度などが大きいことを表す言葉です。
面白いと感じ、大変興味を持っていることを表しています。
「関心を寄せる」とは?
関心を寄せるとは、ある物事に心を惹かれてそれをより知りたいという気持ちになることをいいます。
興味を引かれ、もっと知りたいとかもっと関わりたいと思うことを表しています。
「関心」には、「ある物事に心を惹かれて注意を向ける」という意味があります。
「寄せる」には「近づく、寄せ集める」といった意味があります。
「興味深い」と「関心を寄せる」の違い
興味深いも関心を寄せるも、ある物事に心を惹かれることを表す言葉です。
興味深いにはただ心を惹かれるだけではなく、面白く感じているといったニュアンスが含まれています。
関心を寄せるには、そういったニュアンスはありません。
また、関心を寄せるには、そのことについてもっと知りたいとか関わりたいといった気持ちがあることを表しています。
「興味深い」の例文
・『彼の話はとても興味深く、つい話し込んでしまいました』
・『そのアイディアは興味深いですね』
・『興味深い本が沢山ありますが、とても全部は読み切れません』
「関心を寄せる」の例文
・『私は中東問題に関心を寄せています』
・『この間の展示会では、新しく開発した技術に関心を寄せる企業が多くありました』
・『今回の計画に多くの人が関心を寄せています』
まとめ
興味深いも関心を寄せるも、ある物事に心を惹かれることを表しています。
興味深いという場合には、単に心を惹かれるだけではなく面白いと感じているというニュアンスが含まれます。
関心を寄せるにはそういったニュアンスはありません。