この記事では、「混同」と「相殺」の違いを分かりやすく説明していきます。
「混同」とは?
「混同」(こんどう)とは、間違えて一緒にしてしまう(そうだと考えてしまう)ことの表現です。
「共にアルファベットだったので、英語とフランス語を混同してしまった」のような使われ方になり、間違えてそうしてしまう(しまった)という場合によく用いられます。
「2つの機器の操作が似ているので混同しそうだ」と使うと、違う機器と操作を一緒だと考えてしまいそうだと言っていることになり、間違いからそうしてしまった、そうとはならないようにと使われることがほとんどです。
「相殺」とは?
「相殺」は、「そうさい」と発音してください。
「そうさつ」では間違いなので、まずはここに注意してください。
意味は、プラスとマイナスをそれぞれによって補完する(差し引きする)ことです。
例として、1万円の売り掛け(もらえるべきお金)がある対象に8千円の支払いが発生した時に、差し引きの2千円を受け取ることで済ますという具合になります。
逆に、支払いが1万2千円であれば、差し引きで2千円の支払いになるのがこの「相殺」だと考えてください。
このような場合だけに使える表現ではなく、「この前頑張ってくれたから、今日は少し休んでてもいいよ。それで相殺な」などと、具体的な数字などの内容でなくとも、それと差し引きだといった解釈で用いられることも多い言葉です。
「混同」と「相殺」の違い
「混同」と「相殺」の違いを、分かりやすく解説します。
「混同」は、一緒だと間違えてしまうことで、「相殺」の方は、差し引き勘定の表現になります。
よって、間違えて使うことはまずないでしょう。
まとめ
「混同」と「相殺」は、このような言葉になります。
「相殺」は、漢字検定3級の問題として読みが出題されたことがあります。
口語で使う場合に間違えないように、きちんと「そうさい」だと覚えておきましょう。