この記事では、「届く」と「伝わる」の意味や違いを分かりやすく説明していきます。
「届く」とは?
相手の心に気持ちが伝わることを「届く」【とどく】といいます。
例えば、喧嘩別れした友人に対して反省する言葉を手紙に書き、郵送して読んでもらい、相手から許す気持ちが書かれた返信がくれば仲直りできるほど心を掴んだと言えるのです。
また、荷物が手元にきたときや、予約しておいた物が自分の元にくるという意味で使われています。
「伝わる」とは?
伝えたいと思う心の言葉が相手にしっかり理解してもらえることを「伝わる」【つたわる】といいます。
内容が間違わず、しっかりと相手の心に届いたことを意味するのです。
使い方としては、「教師に生徒の気持ちが伝わる」というように、時間をおくことで相手に言いたかった本音が言えて、わだかまりを解消できます。
このように、自分の気持ちをきちんと理解して受け取ってもらえた状況を指すのです。
「届く」と「伝わる」の違い
ここでは「届く」と「伝わる」の違いを、分かりやすく解説します。
物が自分の元にくることを「届く」といいます。
ここから好きな人に本気の気持ちが伝わった場面でも使われている言葉です。
スポーツ界では「選手のやる気が観客者に届く」と使われています。
もう一方の「伝わる」は伝えたい人に対して話して内容を把握してもらう場面で使う言葉です。
この2つの大きな違いは、「届く」は気持ちが伝わるという意味で使われていて、「伝わる」は情報内容が間違わず相手に理解して、知ってもらうところが違う点です。
「届く」の例文
・『長年会っていない姉に子供の写真を同封すると心が届く』
・『注文した兜が家に届くまで子供は首を長くして待っていた』
「伝わる」の例文
・『子供から似顔絵を貰うと、かまってほしい気持ちが伝わる』
・『恩師が好きなお酒を選べば、心からお礼する気持ちが伝わる』
まとめ
物を相手に送るときは「届く」を使い、気持ちを中心に伝えたいときは「伝わる」を使えば、より言葉の意味が強く伝わるでしょう。