この記事では、「ほとんど」と「あまり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ほとんど」とは?
物事の程度や数量が全体に近いことを意味する言葉です。
名詞や副詞として使用することが可能だと考えられます。
また、「ほとんど」という言葉は、否定形と一緒に使用すると、物事の程度や数量が極端に少ないことを表現すると言えます。
「あまり」とは?
物事の程度や数量がそれほど多くないことを意味する言葉です。
副詞として使用することが可能だと考えられます。
また、「あまり」という言葉は、肯定形と一緒に使用すると、物事の程度や数量が多いことを表現すると言えます。
「ほとんど」と「あまり」の違い
「ほとんど」と「あまり」の違いを、分かりやすく解説します。
「ほとんど」と「あまり」は、否定形を伴い、物事の程度や数量が少ないことを意味する言葉ですが、使用される場面やニュアンスに違いがあります。
「ほとんど」は、限りなくゼロに近いということを表現する際に使用する言葉です。
その一方で、「あまり」は、いくつかはあるけど少ないということを表現する際に使用する言葉だと言えるでしょう。
「ほとんど」の例文
・『この中学に在籍する生徒たちは、皆ほとんど同じ高校に進学する』
・『報告書はほとんど完成しているので、残りは細かい箇所を修正するのみだ』
「あまり」の例文
・『彼は恐怖のあまり、震えが止まらなかった』
・『彼女はあまりにも自分勝手なので、周りの人から嫌われている』
まとめ
「ほとんど」とは、大部分や大多数という名詞としても使用される言葉です。
否定形の「ない」などを伴うと、程度や数量が極端に少ないことを表すことがあります。
その一方で、「あまり」とは、使用後の残りや割り算で残った数字を表す名詞としても使用される言葉です。
否定形の「ない」などを伴うと、数量や程度がそれほどないことを表すことがあります。
それぞれの言葉を正しく使い分けられるように注意しましょう。