「分かりあう」と「認め合う」の言葉の意味と違いをご存知でしょうか。
ここでは、それぞれの言葉の意味と、違いを丁寧に説明しています。
では、一緒に見ていきましょう。
「分かりあう」の意味や使い方
「分かりあう」とは、お互いに物事が分かること、了解することを言います。
「すぐに分かりあうことができる関係」「誤解があるせいか、分かりあうことが難しそうだ」という風に使います。
片方だけが分かっているのではなく、両方が分かっていることです。
「認め合う」の意味や使い方
「認め合う」とは、お互いが、相手を見て認識することを言います。
一般的には、相手の才能、実力などがあるといい意味で評価する時に使われる言い方となります。
「お互いに良い競争相手と認め合う仲」などと使います。
「分かりあう」と「認め合う」の違い
「分かりあう」と「認め合う」のそれぞれの言葉の意味、使い方を説明しました。
似たような意味合いですが、微妙な違いがありますので使い分けていくようにしましょう。
「分かりあう」とはお互いが一つの物事に対して同じように理解することを言います。
一方で「認め合う」とは相手の存在があると認識することで、お互い意識している相手、ライバルと見ている時などに使うことが多い言葉となります。
このような違いを理解して使っていくようにしましょう。
「分かりあう」を使った例文と意味を解釈
「分かりあう」を使った例文とその意味を見ていきます。
「分かりあう」を使った例文1
「彼女とは少し話しただけで分かりあうことができた」
「分かりあう」とは、物事、事情などをお互いが分かることを言います。
例文は、少し話をしただけで、相手がどのような人か、考えかそれぞれが分かったと言っているのです。
「分かりあう」を使った例文2
「彼と私は価値観が違い過ぎる、分かりあうことは不可能だ」
物事を同じ方向で理解したり、相手が考えることをそれぞれが分かることを「分かりあう」と言います。
例文は相手と自分の価値観が違い過ぎるので、それぞれが理解を示すことができないという意味になります。
簡単に言えば、相性が悪い、嫌いといった時にこのような言い回しをするのです。
「認め合う」を使った例文と意味を解釈
「認め合う」を使った例文とその意味を見ていきます。
「認め合う」を使った例文1
「あの二人は、お互いに相手を嫌っているが、実力は認め合っている」
お互いに相手のことを才能がある、実力者であるという風に評価することを「認め合う」と言います。
いいライバル関係にあるといった意味で使われることが多い言葉です。
「認め合う」を使った例文2
「最初は仲が悪かったが、今ではそれぞれの才能を認め合う仲になった」
相手のことを、才能があるとそれぞれが思うことを「才能を認め合う」と言います。
「認め合う」からと言って必ずしも仲がいいというわけではありません。
例文のように仲が悪くても相手の才能を理解することはできるからです。
まとめ
いかがでしたか。
「分かりあう」と「認め合う」、それぞれの言葉の意味と違いが理解できたのではないでしょうか。
違いを正しく理解して使い分けてください。