「そもそも」と「もともと」の違いとは?意味を詳しく解釈

「そもそも」と「もともと」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「そもそも」「もともと」の違いを分かりやすく説明していきます。

「そもそも」の意味や使い方

「そもそも」の意味や使い方

「そもそも」とは、元来、または元の理由や原因といった意味で使われる表現です。

実際の使われ方として、「元はと言えば」と置き換えることができる場合も多く、「そもそも、お前が変なことを言い出すから~」という使い方がそれに当たります。

「それについては、そもそも反対していた」と使った時には、「元来」と置き換えることができ、「そもそも、どうしてそんなことをしたんだ?」のように用いると、そんなことと言われる行為に及んだ理由や原因について問い正していると解釈することができます。

このように、色々な意味で使うことができる言葉ですが、基本は「元」に該当する事柄、理由や原因、事象などを指して使うと覚えておくといいでしょう。

「もともと」の意味や使い方

「もともと」の意味や使い方

「もともと」は、元来、元はと解釈される表現になります。

「もともとそんな話は無かったはずだ」「もともとはそこから始まった話だ」などと使われ、それぞれ元来、元はと言い換えることができます。

「元来」として使う場合には、「そもそも」とよく似た解釈になり、そちらを置き換えて使うことができます。

ただし、「そもそも」は文頭で使うと話の流れを変えることができるのに対し、こちらの「もともと」はそのような使い方はできず、「元」に固執するイメージが「そもそも」より強い言葉になります。

「そもそも」と「もともと」の違い

「そもそも」と「もともと」の違い

「そもそも」は、上のように話の流れを変える時にもよく使われます。

「もともと」の方は、その対象の「元」となったもの、そこから派生してそれになったといった使い方もよくされる言葉で、「その言葉は、もともとは仏教用語で~」のように使う場合がそのような解釈に当たります。

共に「元来」と言い換えることができる使い方ができますが、同じ意味という訳ではなく、少し違う使い方になる言葉同士だと覚えておきましょう。

「そもそも」を使った例文と意味を解釈

「そもそも」を使った例文と意味を解釈

「そもそも」を使った例文と、その意味の解釈になります。

この言葉は、多少怒気が含まれる使い方になることもあるので注意が必要です。

「そもそも、そちらが悪いんだろう?」

このような使い方では、その怒気が少なからず含まれています。

話の流れを変えると同時に、原因はそちらだろうという解釈になりますが、この手の用い方ではタイミングや相手に注意してください。

「もともと」を使った例文と意味を解釈

「もともと」を使った例文と意味を解釈

こちらは「もともと」を使った例文と、その意味の解釈になります。

「元々」と漢字で表記することができ、記載ではそちらの方がよく見られます。

「もともとと言えば、あんなものに手を出したのがいけない」

今の状態になってしまったのは、あんなものと言われることに手を出したのが原因だと解釈できる使い方です。

「もともとと言えば」までを「そもそも」と言い換えてもほとんど同じ意味になりますが、この「もともと」と使った方が「元」に強くフォーカスしていると捉えることができます。

まとめ

まとめ

「そもそも」「もともと」は、このような言葉です。

似た意味で使われる場合もありますが、それぞれ特有の解釈や使い方をきちんと覚えておきましょう。