「多様化」と「多角化」の違いとは?意味を詳しく解釈

「多様化」と「多角化」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「多様化」「多角化」の違いを分かりやすく説明していきます。

「多様化」の意味や使い方

「多様化」の意味や使い方

「多様化」とは、色々な形式や傾向がある、そのように分かれるという意味の言葉です。

「日本人の生活も多様化してきた」などと使われることが多く、生活スタイルが色々な様式に分かれてきたと言っていると解釈できます。

「近年では社会問題も多様化している」と言われれば、ここ数年では色々な傾向の社会問題が出ているということになり、「多様化したファッション」と使えば、色々な形の服装などの流行のことだと考えていいでしょう。

「多角化」の意味や使い方

「多角化」の意味や使い方

「多角化」は、色々な分野に進出することです。

色々な分野という意味だけでなく、そこへの「進出」という意味まで含まれている為、「これからの企業戦略では、多角化が求められる」と使うと、色々な分野に進出することが必要だと表現していることになります。

ビジネスだけに使われる言葉でもなく、「学生の進路も多角化してきた」などという用い方もできます。

この場合には、進路に色々な分野があることの表現になり、上の学校への進学もそのうちの1つですが、就職、更には起業といったものも普通に考えられるとようになってきたことを表現しています。

「多様化」と「多角化」の違い

「多様化」と「多角化」の違い

「多様化」「多角化」の違いを、詳しく説明していきます。

「多様化」は、色々な形式、傾向があるという意味になる言葉で、それがあるという部分までが意味になります。

「多角化」も、色々な分野に進出するという、進出までを含めた解釈となり、「色々な」という部分こそ一緒ですが、意味自体は少々異なる言葉同士です。

どちらも「している」と使うだけで、色々な形になっている、色々な分野に進出しているといった意味になり、言い換えにはなりませんが、似た部分もあると言えるでしょう。

「多様化」を使った例文と意味を解釈

「多様化」を使った例文と意味を解釈

「多様化」を使った例文と、その意味の解釈になります。

先のように、生活スタイルについて使われることが多い言葉です。

「多様化した食文化もまた、近年のグローバル化の一貫だろう」

色々な国や地域の食事を楽しむ人が増えている昨今では、このようなことがよく言われています。

日本食もまた、色々な国の人に楽しまれています。

「多角化」を使った例文と意味を解釈

「多角化」を使った例文と意味を解釈

こちらは「多角化」を使った例文と、その意味の解釈になります。

進出が絡まないと使えない言葉なので、それを覚えておいてください。

「事業を多角化し過ぎたことが、倒産した一番の原因だったようだ」

色々な分野に進出した為に、倒産することに繋がってしまったと言っている例になります。

ここは難しい点でもあり、1つや2つの分野だけでもそうなってしまう場合もあるでしょう。

まとめ

まとめ

「多様化」「多角化」は、このような言葉です。

使い方も含めて似た部分もありますが、意味自体はそれほど近くもなく、きちんとした使い分けが必要です。