「感銘」と「共感」の違いとは?意味を詳しく解釈

「感銘」と「共感」の違い言葉・カタカナ語・言語

皆さんは、日頃会話している中で、「感銘」「共感」という言葉を耳にしたり、実際に使ってみたことがあるかと思います。

しかし、これらの言葉にはどのような意味があり、またどのような違いがあるかご存知でしょうか? そこでここでは、これら「感銘」「共感」2つの言葉の意味や使い方、違いについて考察していくことにします。

「感銘」や「共感」各々の解釈

「感銘」や「共感」各々の解釈

まず、「感銘」「共感」各々の言葉の意味を見ていきましょう。

「感銘」の意味や使い方

「かんめい」という読み方をする「感銘」「深く感動して忘れないこと」「感動した気持ちが自分の心に刻まれること」というような意味があります。

特に人の高尚な言動に感動して「感銘を受ける」というような使い方をすることがあります。

「共感」の意味や使い方

「共感」「きょうかん」という読み方をしますが、「他人の考えや主張に全くそうだと感じること」「同感」というような意味を持っています。

この言葉のポピュラーな表現としては、「共感を覚える」という言い回しが挙げられます。

「感銘」と「共感」の違い

「感銘」と「共感」の違い

では、「感銘」「共感」にはどのような違いはあるのでしょうか? 「共感」は前述の通り「他人の感情や意見などを全くその通りと感じたり理解したりすること」という意味があります。

一方の「感銘」「深く感動して忘れないこと」ということになることから、「共感」「何かの考えや言葉などに対して、自分も同じ感覚になること」と理解することができ、「感銘」「心を動かされたことを心に留めて忘れない」という解釈になるので、心や感情の動き方が異なってくることになります。

「感銘」と「共感」各々を使った例文と意味を解釈

「感銘」と「共感」各々を使った例文と意味を解釈

ここで「感銘」「共感」各々を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。

「感銘」を使った例文と意味を解釈

「私は彼の生き方とても感銘を受けて、それに真似してみようかと思えたほどです」

「感銘」「銘」という字には「優れたもの」「名を刻む」といったような意味があります。

これに感情を司る「感」と組み合わさることで「感銘」が構成された「感銘」は、「忘れられないほどの深い感動」という理解になります。

この例文のように「彼」の生き方に「感銘」した「私」は、彼の足跡を辿るように、その生きざまを真似てみたいと思ったのでしょう。

「共感」を使った例文と意味を解釈

「私は君の考え方に共感した。これからできる限り支援させてもらうよ」

「君」の考え方に全くその通りと感じたことで、「私」「君」が手掛けている仕事や事業に、惜しみない支援をすることになったのです。

このように「共感」したことで、人の気持ちを引き寄せるだけでなく、物理的な協力を受けることもあります。

まとめ

まとめ

「感銘」「共感」の2つの言葉の意味やその違いを紹介してきましたが、これらの言葉は日常の生活シーンでもよく出て来るので、正しく理解して適切に使いこなすことができるようにしておきましょう。