この記事では、「遺跡」と「史跡」の違いを分かりやすく説明していきます。
「遺跡」とは?
「遺跡」の意味と概要について紹介します。
意味
「遺跡」は「いせき」と読み、「貝塚・古墳・集落跡など、過去に人類が生活していたあと」「昔の建築物や歴史的事件などのあった場所」という意味があります。
概要
「遺跡」は、基本的に歴史的に重要とされる場所のことを言います。
昔のものであっても、近代のものであっても、歴史的に価値があると思われる何かの跡地に対して使われます。
古墳などのお墓だけではなく、集落跡や貝塚なども含まれます。
「史跡」とは?
「史跡」の意味と概要について紹介します。
意味
「史跡」は「しせき」と読み、「歴史的に重要な事件や施設があった場所」「文部科学省から指定された、文化財として重要なもの」という意味があります。
概要
「史跡」は、「遺跡」の中でも特に歴史的・学術的な価値が高いと認められ、文化財として保護が必要であると判断されるものに使われます。
文部科学大臣により指定され、「史跡」の中でも特に文化的に重要なものは「特別史跡」と呼ばれます。
しかし中には地方公共団体から指定されているものもあり、「史跡」ではなく「旧跡」「地域文化財」などと呼ばれます。
「遺跡」と「史跡」の違い!
「遺跡」は、「過去の人が生活していた場所」「昔の建造物や歴史的事件があった場所」のことです。
「史跡」は、「遺跡」の中でも特に「歴史的・学術的価値が高いと認められる場所」のことです。
まとめ
「遺跡」は「史跡」を含んだ呼名です。
歴史的な観光スポットに行く機会があれば、「遺跡」か「史跡」かを調べてみましょう。
