「蛾」と「蝶」は外見が非常によく似た区別が難しい昆虫ですが、「蛾」と「蝶」の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「蛾」と「蝶」の特徴の違いを詳しく説明していきます。
「蛾」とは?
「蛾(が)」とは、「鱗翅目(チョウ目)に分類される昆虫で、チョウを除いた分類群の総称」です。
「蛾」は「蝶」よりも一般に人気がない昆虫です。
「蛾」は(例外も多いですが)、「夜行性が多い・羽を広げて止まる・茶色など地味な色・胴体が太い」などの特徴を持っています。
「蝶」とは?
「蝶(ちょう)」とは、「鱗翅目(チョウ目)に分類される昆虫で、チョウの分類群の総称(アゲハチョウ上科・セセリチョウ上科・シャクガモドキ上科)」です。
「蝶」は「蛾」よりも一般に昆虫採集などで人気の高い昆虫です。
「蝶」は、「昼行性が多い・羽を閉じて止まる・派手で華やかな色・胴体が細い」などの特徴を持っています。
「蛾」と「蝶」の違い!
「蛾」と「蝶」の違いを、分かりやすく解説します。
「蛾」と「蝶」は生物学的には同じ鱗翅目(りんしもく,チョウ目)に分類されるほとんど違いがない昆虫であり、(典型的特徴に当てはまらない例外の種がいるため)確実な見分け方はありません。
「蛾」というのは、端的には「鱗翅目・チョウ目の21上科のうちで蝶(アゲハチョウ上科・セセリチョウ上科・シャクガモドキ上科)ではない種」を意味しているのです。
ただし「蛾」の典型的な特徴として、「夜行性が多い・羽を広げて止まる・茶色など地味な色・触覚が尖っている(櫛状である)・胴体が太い・鱗粉が出やすい・羽がくっついている・繭(まゆ)を作る」を挙げられます。
それに対して、「蝶」は「昼行性が多い・羽を閉じて止まる・派手な色・触覚がマッチ棒状である・胴体が細い・鱗粉が出にくい・羽が離れている・繭を作らない」といった特徴を持っている違いを指摘できます。
まとめ
「蛾」と「蝶」の違いを詳細に説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「蛾」というのは、「鱗翅目に分類される昆虫で、チョウを除いた分類群の総称」を意味しています。
それに対して、「蝶」というのは「鱗翅目に分類される昆虫で、チョウの分類群の総称(アゲハチョウ上科・セセリチョウ上科・シャクガモドキ上科)」です。
「蛾」と「蝶」の違いを詳しく調べたい時には、この記事の説明をチェックしてみてください。
