この記事では、「ムカデ」と「ヤスデ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ムカデ」とは?
「ムカデ」とは、多足亜門ムカデ綱に属する生物で、「虫」と総称される中に含まれる小動物になります。
世界で3000種類以上が確認されており、様々な大きさ、色のものが存在しますが、細長い胴体に多くの足が生えているという見た目はどれもほぼ一緒です。
肉食で、毒をもっている為、害虫いう扱いになっており、この「ムカデ」用の殺虫剤も多く販売されています。
漢字では「百足」と表記しますが、そこまで足がない種類も多く、後述する「ヤスデ」と比較すると、体長が短いものがほとんどです。
「ヤスデ」とは?
「ヤスデ」は、上の「ムカデ」と見た目からの区別が難しいほど似ている生物で、同様に「虫」の中に入ります。
その「ムカデ」ほど種類はありませんが、300はゆうに超えており、「ムカデ」よりも足が細かく生えているのが特徴となっています(前後の足と足の間の感覚がムカデより狭くなっています)。
体長も「ムカデ」より長いものが多い為、慣れてくると見た目だけでどちらか区別できるようになるかも知れません。
そして、こちらは草食で、毒をもたない為、特に害虫とは呼ばれていません。
ただし、見た目が不快なことから、「ムカデ」と一緒にされて駆除される場合が多く、また、大量に発生すると作物にも影響が出てしまう為、害虫と扱われても仕方のない面があります。
「ムカデ」と「ヤスデ」の違い
「ムカデ」と「ヤスデ」の違いを、分かりやすく解説します。
これらは見た目はそっくりですが、「ムカデ」は、毒がある為に立派な害虫ですが、「ヤスデ」には、それがないという大きな違いがあります。
しかし、一見での区別は慣れている人でないと難しい点から、多くの場合で一緒くたに気持ちの悪い害虫とされてしまっているのが実際のところです。
まとめ
「ムカデ」と「ヤスデ」は、このように違う生物です。
共に見た目が見た目なので、害虫として一緒にされてしまっても仕方がないと言えるでしょう。