「本望」と「本音」の違いとは?意味を詳しく解釈

「本望」と「本音」の違い言葉・カタカナ語・言語

「本望」「本音」の違いについて紹介します。

さらに「本望」「本音」を使った例文と意味を紹介し、解釈して行きます。

「本望」の意味や使い方

「本望」の意味や使い方

「本望」には、「本来の望み、元から抱いている志」という意味があります。

例えば、食事が大好きな人の中には、食い放題を愛しているかもしれません。

食い放題のお店に行き、食べ過ぎてしまうと、太って、体形が崩れてしまうかもしれません。

しかし、食べ放題の店で腹一杯美味しい料理を食べるのが、本来の望みなら、太っても構わないと思うかもしれません。

このような人の様子を、「食い放題を満喫して、太るなら本望だ」などと、「本望」という言葉を使います。

「本音」の意味や使い方

「本音」の意味や使い方

「本音」には「本心から言う言葉、本当の気持ち」という意味があります。

例えば、仕事を一生懸命頑張って、残業を繰り返している人がいます。

この人に話を聞いてみると、本当は、定時に帰りたいと思っているかもしれません。

このような時、「彼は残業ばかりしているが、本音は定時に帰りたいようだ」などと、「本音」という言葉を使って、彼の内面を説明できます。

「本望」と「本音」の違い

「本望」と「本音」の違い

「本望」「本音」という言葉の違いを紹介します。

「本望」は、「本来の望み、元から抱いている志」を意味します。

一方で「本音」には「本心から言う言葉、本当の気持ち」という意味があります。

二つの言葉には「本当の気持ち」という意味が含まれています。

しかし「本望」には「望みや、志」というような、長期的な思いが含まれています。

その場の本当の気持ちを「本音」と表現する一方、ある程度の期間温めている本当の気持ちが、「本望」と言えるかもしれません。

「本望」を使った例文と意味を解釈

「本望」を使った例文と意味を解釈

「本望」を使った例文を紹介し、意味を解釈します。

「彼女と結婚できるなら『本望』だ」

この例文は、ある女性と結婚できるなら、それは自分の本来の望みだと感じている男性についての文章になります。

このように「本望」には、「本来の望み、元から抱いている志」という意味があります。

例えば政略結婚だったとしても、前からその女性と結婚したいと思っているなら「本望」と言えるでしょう。

「本音」を使った例文と意味を解釈

「本音」を使った例文と意味を解釈

「本音」を使った例文を紹介し、意味を解釈します。

「頭にくると、つい『本音』が出てしまう」

この例文はカッとなった時などに、つい本当の気持ちが表に出てしまうという文章になります。

このように「本音」には「本心から言う言葉、本当の気持ち」という意味があります。

怒りにまかせて、相手に吐いた言葉は、実は「本音」だったということがあるかもしれません。

まとめ

まとめ

「本望」「本音」という言葉の違いについて見てきました。

二つの言葉には共通する意味がありますが、違いもあるため使い分けられるようにしましょう。