「綿密」と「緻密」の違いについて紹介します。
さらに「綿密」と「緻密」を使った例文と意味を紹介し、解釈して行きます。
「綿密」の意味や使い方
「綿密」には、「詳しく細かいこと、すみずみまで注意が行き届いていること」という意味があります。
例えば、職場で調べものを頼まれた人が、詳しく細かく調べ、調べ物の報告書を読んだ人が、すみずみまで注意が行き届いていると感じたとします。
このような時、「綿密な報告書ができている」などと、「綿密」という言葉を使ってみましょう。
「緻密」の意味や使い方
「緻密」には「細かいところまで注意が行き届いて、手落ちがないこと」という意味があります。
例えば、誰かに仕事を頼んだ時、細かいとところまで注意が行き届いていて、ミスや抜けている部分がない書類を仕上げてきたとします。
このような時、「緻密な書類をもらった」などと「緻密」という言葉を使ってみましょう。
「綿密」と「緻密」の違い
「綿密」と「緻密」という言葉の違いを紹介します。
「綿密」も「緻密」という言葉も、どちらも細かく正確に物事をするという意味があります。
どちらにも「きめが細かい」という意味が含まれていますが、「綿密」は計画や行動に使われることが多いため、「細かい気配り」が大切になります。
一方「緻密」は作業に使われることが多く、「正確なこと」が大切な印象があります。
同じような言葉ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。
「綿密」を使った例文と意味を解釈
「綿密」を使った例文を紹介し、意味を解釈します。
「『綿密』な打ち合わせをする」
この例文は、詳しく細かいことまで、すみずみまで注意しながら打ち合わせをすることという文章になります。
このように「綿密」は、「詳しく細かいこと、すみずみまで注意が行き届いていること」を意味します。
手抜かりがないよう、参加者が気を配りながら、打ち合わせをしている様子が見てとれます。
「緻密」を使った例文と意味を解釈
「緻密」を使った例文を紹介し、意味を解釈します。
「『緻密』な計算をして、正確な数字を割り出す」
この例文は、ミスがないよう注意を行届かせながら計算し、正確な数字を出すという文章になります。
このように「緻密」には「細かいところまで注意が行き届いて、手落ちがないこと」という意味があります。
絶対にミスをしないよう、細かい部分まで考え抜かれた数字が割り出されるとき、「緻密な計算」「緻密な数字」などという言葉を使います。
まとめ
「綿密」と「緻密」という言葉の違いについて見てきました。
どちらも「きめ細かい」という意味を含む似た言葉ですが、微妙なニュアンスの違いを知り、適切に使い分けてみましょう。