この記事では、「絶対」と「絶体」の違いを分かりやすく説明していきます。
「絶対」とは?
「絶対」とは、必ず、間違いなくといった意味で使われる言葉です。
よって、「絶対に大丈夫」と使った時には、間違いなく大丈夫だと言っていることになります。
ただし、そのように表現されたとしても、使った人がそのように思っている、感じているだけという場合も多い言葉なので、どこまでそうだと信用できるかは、また別の問題になります。
「絶体」とは?
こちらの「絶体」は、この言葉だけで使うことはできません。
パソコンなどの漢字変換でも「ぜったい」で、この「絶体」とは候補に出てこないでしょう。
この言葉は、「絶体絶命」という四字熟語で専門に使われる為にあり、この四文字で「もうどうにもならない」、「完全に追い詰めれている」という意味になります。
その意味からすると、「絶対」の方でもよさそうな気がしてしまいますが、「絶対絶命」では間違いで、「ぜったいぜつめい」と変換すると、「絶体絶命」としか出てくることはないでしょう。
よって、パソコンやスマホを使っている分には、「絶対」の表現に「絶体」としてしまったり、「絶対絶命」と間違えることはまずありませんが、筆記の際に混同しないように注意してください。
「絶対」と「絶体」の違い
「絶対」と「絶体」の違いを、分かりやすく解説します。
「絶対」は、間違いがないそうだという解釈に使う言葉で、「絶体」は、そのまま使うことはできず(使うと間違いになります)、「絶体絶命」という言葉の一部にしか用いることはありません。
先のように、変換で間違えることはまず考えられませんが、「ぜったいぜつめい」を漢字で書くようにといった問題がたまに出されるように、筆記では注意が必要になります。
まとめ
「絶対」と「絶体」は、このような言葉です。
「絶対」の方は、色々な対象に使われる言葉ですが、「絶体」は、「絶体絶命」としか用いることはありません。