この記事では、「リーマンショック」と「サラリーマンショック」の違いを分かりやすく説明していきます。
「リーマンショック」とは?
「リーマンショック」とは、2008年9月15日にアメリカの投資関連会社の「リーマン・ブラザーズ」が経営破綻したことから、世界的な金融危機に陥った現象を指して用いられる言葉です。
これによって、日本経済にも大きな影響があり、全国的な不況に陥ってしまったのは今では有名な話で、それだけ「リーマン・ブラザーズ」という会社が世界経済に大きく絡んでいたことが分かります。
雇用にも大きな影響があり、この2008年までは「完全失業率」は4%前後でしたが、翌2009年と2010年には5%を超えたというデータが残っています。
もちろん日本だけの問題ではなく、主要各国の経済や雇用に大きな影響を及ぼしました。
「サラリーマンショック」とは?
先の「リーマンショック」当時を知らない人には、ここでの「リーマン」は、「サラリーマン」の略だと思われている節があります。
その為、正式には「サラリーマンショック」という表現なのだと考えてしまっている人が少なくありませんが、「リーマン・ブラザーズ」という社名からきている為、これは大きな勘違いです。
よって、この「サラリーマンショック」は、勘違いから生まれた表現で、このような言葉は存在しません。
ただし、その「リーマンショック」に引っ掛けて、会社員が何かショックなことがあった時に、「これぞ、サラリーマンショック」などと揶揄して使われることがままあります。
「リーマンショック」と「サラリーマンショック」の違い
「リーマンショック」と「サラリーマンショック」の違いを、分かりやすく解説します。
つまり、「サラリーマンショック」は、間違いから使われることがある表現に過ぎないので、覚えておく必要もないと言っていいでしょう。
元々「サラリーマン」を「リーマン」と略すことがある為に、生まれたしまった誤解だと考えてください。
まとめ
「リーマンショック」と「サラリーマンショック」は、このような言葉です。
「リーマンショック」は、当時は盛んにニュースに取り上げられ、前述のように、経済や雇用に大きな影響を及ぼしました。