「廃業」と「閉店」の違いとは?分かりやすく解釈

「廃業」と「閉店」の違いビジネス・就職・転職

この記事では、「廃業」「閉店」の違いを分かりやすく説明していきます。

「廃業」とは?

「廃業」とは?

「廃業」とは、その企業の経営者の判断により、事業を畳むことの表現です。

自主的にそうした場合に用いる言葉ですが、「経営不振によって、廃業に追い込まれた」といったように、「廃業」すること自体は自主的だったとしても、そうせざるを得なかったという場合も少なくありません。

その場合は、「倒産」という形になり、この「廃業」とは区別されるものの、そこに追い込まれて行った時には実質的に一緒です。

そのようなケースではなく、きちんと利益が出ていても、何かしらの理由から「廃業」することがあります。

例えば、その事業で得た資金で新たな会社を興す為に、その事業はもう畳んでしまうといったケースがそれに当たります。

「閉店」とは?

「閉店」とは?

「閉店」は、経営していたお店を畳むことです。

実店舗だけでなく、ネット上の店舗の場合にも使える表現で、「ここ最近の売り上げの不振から、来月で閉店することになった」のような使い方になります。

そのお店が事業としての全ての場合、「廃業」と同様の意味をもちますが、企業として何店舗も展開しており、そのうちのどこかの店舗だけ「閉店」する時には、事業として「廃業」はしていません。

「廃業」と「閉店」の違い

「廃業」と「閉店」の違い

「廃業」「閉店」の違いを、分かりやすく解説します。

「廃業」は、その事業を辞めてしまうことで、理由はともあれ、最終的に自主的にそのように決めた時に使われる言葉です。

「閉店」の方は、対象の店舗での営業を辞めることです。

複数の店舗を構える企業では、売上げが伸びないなどの理由から、どこかの店舗がそのようになることが少なくありません。

その1店舗だけで行っていた事業では、「廃業」と同じ意味になり、こちらも自主的に行われるものです。

まとめ

まとめ

「廃業」「閉店」は、このように違います。

「事業」は、店舗を構える事業でなくても使える表現で、「閉店」の方は、必ず(ネット上であっても)店舗が絡む言葉となります。