この記事では、「割賦販売」と「ローン」の違いを分かりやすく説明していきます。
「割賦販売」とは?
「割賦販売」とは、商品の代金を一度に求めず、分割で支払うってもらう販売方法になります。
「かっぷはんばい」と読み、例えば、1万円の商品の代金を2千円ずつ5回に分けて支払うといった内容での販売がそれに当たります。
似た言葉になる「月賦販売」は、「げっぷはんばい」と読み、商品の代金を分割して毎月支払ってもらう形で販売することで、現在多くの「割賦販売」は、実際にはこちらだと考えて構いません。
「割賦販売」は、支払いは毎月だとは限らない、分割払いでの販売の総称になります。
「ローン」とは?
この「ローン」は、本来は金銭の貸付という意味になる言葉です。
よって、「このお金はローンで借りたものだから」といった使い方になりますが、広義に解釈し、先の「割賦販売」の意味で使うこともあり、「それはローンで買った」などと使っても構いません。
「割賦販売」は、要はその代金を一時的に「借りている」という扱いになります。
1万円の商品に利用した時には、その販売元(クレジットカードなどが利用された場合には、その業者)に1万円を借り、分割して返していくのだと考えていいでしょう。
よって、1万円の融資を受けたのと同じことになる為、この「ローン」と使ってもおかしくないという訳です。
尚、金銭の貸付という本来の意味で使う場合、それを分割して返済するといった意味までは含まれていませんが、そのようなニュアンスで使われることが多く、実際にもそういった返済方法になる場合が多いです。
「割賦販売」と「ローン」の違い
「割賦販売」と「ローン」の違いを、分かりやすく解説します。
「割賦販売」は、商品の代金を分割で支払ってもらう販売方法のことで、「ローン」は、金銭の貸付行為になる言葉です。
金銭の貸借契約で近年有名な「カードローン」は、カード1枚でいつでも貸付が受けられるというサービス内容から、そのような名称が付けられています。
まとめ
「割賦販売」と「ローン」は、このような言葉です。
「ローン」は、実際の使われ方では「割賦販売」の意味も含んでいる言葉だと解釈していいでしょう。