「謀る」と「諮る」の違いとは?意味を詳しく解釈

「謀る」と「諮る」の違い言葉・カタカナ語・言語

「謀る」「諮る」の違いについて紹介します。

さらに「謀る」「諮る」を使った例文と意味を紹介し、解釈して行きます。

「謀る」の意味や使い方

「謀る」の意味や使い方

「謀る」には、「良くないことをたくらむ」という意味があります。

例えば、会社勤めをしている人の中には、良い人ばかりいるわけではないでしょう。

社内での立場を強めて、会社に貢献しようとするよりも、会社を乗っ取ろうとする人がいるかもしれません。

このように会社を乗っ取ろうという、良くないことをたくらんでいる様子を、「会社の乗っ取りを謀る」などと、「謀る」という言葉を使って表現できます。

「諮る」の意味や使い方

「諮る」の意味や使い方

「諮る」には「ある問題について意見を聞く」という意味があります。

例えば、会社内で大切なことを決める時、取締役に意見をうかがい、許可を得る場合があります。

このような時、「取締役会に諮る」などと、ある問題について意見を聞く様子を「謀る」という言葉で表現できます。

「謀る」と「諮る」の違い

「謀る」と「諮る」の違い

「謀る」「諮る」という言葉の違いを紹介します。

「謀る」は、「良くないことをたくらむ」ことを意味します。

一方「諮る」には「ある問題について意見を聞く」という意味があります。

このように、二つの言葉は似ているようで、かなり意味に違いがあります。

「良くないことをたくらむ」時は「謀る」を、「ある問題について意見を聞く」時は「諮る」という言葉を使うようにしましょう。

「謀る」を使った例文と意味を解釈

「謀る」を使った例文と意味を解釈

「謀る」を使った例文を紹介し、意味を解釈します。

「敵の大将の暗殺を『謀る』」

この例文は戦国時代など、国内で争いごとがある時代の一コマになります。

敵軍を正面衝突して倒すより、敵の大将の暗殺をたくらむほうが、戦力を消費せずいいと判断したのかもしれません。

このように「謀る」には、「良くないことをたくらむ」という意味があります。

暗殺はもちろん、「良くないこと」と言えるため、「謀る」という言葉を使えます。

「諮る」を使った例文と意味を解釈

「諮る」を使った例文と意味を解釈

「諮る」を使った例文を紹介し、意味を解釈します。

「提出された議案を委員会に『諮る』」

この例文は、ある議員や政党から提出された議案について、ある委員会にかけて意見を聞くという文章になります。

このように「諮る」には「ある問題について意見を聞く」という意味があります。

委員会で、議案について話し合いを重ねて、議案を通過させるべきかどうかを見極めて行きます。

まとめ

まとめ

「謀る」「諮る」という言葉の違いについて見てきました。

二つの言葉の意味の違いを知り、使い分けられるようにしましょう。