「体躯」と「体格」の違いとは?分かりやすく解釈

「体躯」と「体格」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「体躯」「体格」の違いを分かりやすく説明していきます。

「体躯」とは?

「体躯」とは?

からだ、また外から見たからだの様子という意味です。

全体的に見て、細い、太い、身長が高い、低いなどの見た感じを意味します。

ボディビルダーだと、全身にしっかりとした筋肉がついていて、腕や脚などが太いです。

脂肪がたくさんついていて太いのではなく、筋肉がたくさんついていて太さがあります。

そのため、がっしりした印象を受けます。

外から見てそれとわかる、がっしりしている、筋肉がたくさんついているなどのことを「体躯」といいます。

人の体の様子はさまざまで、筋肉も脂肪も少なくてほっそりしている人もいれば、筋肉があって脂肪が少なくほっそりしている人、脂肪がたくさんついていてぽっちゃりしている人、身長が高い人、身長が低い人などがいます。

この言葉は特定の体の様子を指しているのではなく、外から見た人それぞれの体の様子を意味しています。

「体躯」の使い方

体という意味や、外から見てわかる体の様子という意味で使用をします。

血液検査をすると貧血だとか、コレステロールの値だとか、体の様子を知ることができます。

しかし、これは体の内部のことです。

この言葉は体の内部のことには使用しません。

「体格」とは?

「体格」とは?

体の骨の組み立てや肉のつき方など、外から見てわかる体の様子という意味です。

身長が高い、低い、脂肪がたくさんついている、あまりついていないなど、見た様子を意味します。

バレエダンサーの体は、ほっそりしていることが珍しくありません。

ほっそりしていても筋肉はしっかりとついており、弱々しそうなところはありません。

こういったことは、外から見てわかるものです。

力士は筋肉も脂肪もしっかりとついていて、体が大きいです。

どっしりした印象を受けます。

これも外から見てわかるものです。

こういった外から見てわかる体の様子を意味する言葉です。

「体格」の使い方

ほっそり、太い、身長が高いなど、外から見てわかる体の様子という意味で使用をします。

レントゲン撮影をすると体の形が写し出されますが、これは体の内部を写しており、外から見てわかるものではありません。

このような体の内部の様子には使用しない言葉です。

「体躯」と「体格」の違い

「体躯」と「体格」の違い

2つの言葉の意味は同じです。

「体躯」はやや硬いいい方になります。

意味は同じでも使い方に違いがあり、「体格がいい」とはいいますが「体躯がいい」とはいいません。

「体躯」の例文

「体躯」の例文

・『どっしりとした体躯』
・『でっぷりとした体躯』
・『体重100kgの体躯』
・『大きな体躯』

「体格」の例文

「体格」の例文

・『2人の体格には大きな違いがある』
・『身長180cmの体格を活かす』
・『しっかりとした体格』
・『体格に恵まれている』

まとめ

まとめ

2つの言葉は、外から見た体の様子という意味を持っており、意味に大きな違いはありませんが、使い方にやや違うところがあります。