この記事では、「くしゃみ」と「咳」の違いを分かりやすく説明していきます。
「くしゃみ」とは?
「くしゃみ」の意味と概要について紹介します。
意味
「くしゃみ」は、「鼻の粘膜が何かの刺激に過敏に反応して、息や唾液と共に体外に放出する生理現象のこと」という意味です。
概要
「くしゃみ」は、鼻の粘膜が、刺激やアレルギーなどに反応して、体内に侵入した有害物質を取り除こうとして発生させる、防衛本能のことを言います。
発作的に起きる生理現象であり、防ぐのは難しいとされています。
「くしゃみ」の原因は、風邪のウィルスによるものや、アレルギー性物質によるものが多くなります。
鼻に異物が侵入すると、粘膜に付着しますが、身体はそれに対して拒否反応を起こし、勢いよく体外に排出しようとします。
この時の呼吸が「くしゃみ」になるのです。
「咳」とは?
「咳」の意味と概要について紹介します。
意味
「咳」は「せき」と読み、「気道内に侵入した異物や、炎症によるたんなどに反応して、外に放出させようとする生理現象のこと」という意味です。
概要
「咳」は、空気の通り道である「気道」に異物が侵入した時に、気道をキレイにしようとして起きる身体の防御反応です。
「気道」に異物が入り込むと、肺や気管などの呼吸器が炎症して「肺炎」や「気管支炎」などを起こす可能性があります。
また、風邪によりたんが発生することもあります。
気道の粘膜には細かい毛があり、付着した異物を追い出そうとして繊毛が運動すると、反射的に「咳」が起きるのです。
「くしゃみ」と「咳」の違い!
「くしゃみ」は、「鼻の粘膜に異物が侵入して起きる、防御反応」です。
「咳」は、「喉や気管の粘膜に異物が侵入して起きる、防御反応」です。
まとめ
「くしゃみ」と「咳」は、発生する部位が違います。
どちらも人ごみではエチケットを守る様にしましょう。