「体積」と「容積」は類似した意味を連想させる紛らわしい二つの言葉ですが、「体積」と「容積」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「体積」と「容積」の意味の違いを分かりやすく説明していきます。
「体積」とは?
「体積(たいせき)」という言葉は、「三次元空間において、立体そのものが占めている大きさ」を意味しています。
「体積」というのは「中身が詰まっている立体そのものの大きさ」であり、「縦×横×高さ」で計算する「cm3(立方センチメートル)・m3(立方メートル)」などの単位で表記されることが多くなっています。
「容積」とは?
「容積(ようせき)」という言葉は、「三次元空間において、ある立体(容器)にどれくらいのもの(液体)が入るのかの大きさ」の意味を持っています。
「容積」というのは、「中身が空(から)の立体を想定して、その立体の中にどれくらいのものが入るのかの大きさ」を意味しています。
「容積」は、「cc(シーシー)・ml(ミリリットル)・l(リットル)」などの単位で表記されることが多いのです。
「体積」と「容積」の違い!
「体積」と「容積」の違いを、分かりやすく解説します。
「体積」も「容積」も実際に計算して得られる数値は同じになるのですが、その数値を求めようとする目的や意味合いが変わってきます。
「体積」というのは「三次元空間においてその立体が占めている大きさ」を意味していますが、「容積」という言葉は「三次元空間にあるその立体(容器)の内部にもの(液体)が入る分量」を意味しているという違いがあります。
「体積」は「中身が詰まっている立体そのものの大きさ」を求めたものであり、「容積」は「中身が空の立体の中に入れることができるもの(液体)の分量の大きさ」を求めたものであるという違いを指摘できるのです。
まとめ
「体積」と「容積」の意味の違いを詳しく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「体積」という表現は、「三次元空間における立体そのものの大きさ」を意味しています。
それに対して、「容積」というのは「三次元空間においてその立体(容器)にどれくらいのものが入るのかの大きさ」の意味を持っています。
「体積」と「容積」の意味の違いを詳しく調べたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。