この記事では、「配送」と「配達」の違いを分かりやすく説明していきます。
「配送」の意味や使い方
「配送」の意味と使い方について紹介します。
意味
「配送」は「はいそう」と読み、「荷物をある場所からある場所へと運ぶこと」という意味です。
最初の地点から、最終地点まで送り届けることを言います。
使い方
「配送」は名詞であり、語尾に「配送する・した」と使ったり、「配送される・された」と受け身形で使うこともあります。
「配達」と「発送」が合わさった言葉で、荷物が送り主の手を離れ、届け主に運ばれるまでの行程を表します。
荷物や小包など、ある程度重さや大きさのあるものを、送り主のいる地点から、届け主のいる地点まで送る手配をすることを言います。
配送業者のネットワークにより、配送センターを経由して配送車に積まれ、宛先まで届けられるというイメージで、一度に複数の宛先に配られることもあります。
つまり、「配送」の中には「配達」という意味も含まれているのです。
「配達」の意味や使い方
「配達」の意味と使い方について紹介します。
意味
「配達」は「はいたつ」と読み、「品物を目的地まで送り届けること」という意味です。
どこから出発したかは問わず、とにかく届け先に渡し終えることを言います。
使い方
「配達」は名詞で、「配達する・した」と使ったり、「配達される・された」と受け身形で使うこともあります。
また、複合語として確かに届いたことを表す「配達証明」、いつ届くのかを表す「配達日時」、「配達」したプロセスを表す「配達記録」などにも使われます。
「達」は「たっする」とも読み、「ある場所・程度に至る」「及ぶ」「行きつく」という意味があります。
「配達」で「ある場所まで配り至る」という意味になるのです。
「配達」は「配送」と意味が似ていますが、手紙や荷物などが直接「相手に届くこと」を強調した言葉です。
「配送」と「配達」の違い
「配送」は、「荷物が、送り主の手元から離れて、届け先まで到着するまでの全行程を表す言葉」です。
「配達」は、「荷物が、それまでの行程は関係なく、届け先に到着するという事実を表す言葉」です。
「配送」を使った例文と意味を解釈
「旅行先でおみやげを買いすぎてしまった為に、配送することにした」 旅行先でおみやげを大量に買い込んだ為に、荷物が増えてしまいました。
とても持ち運べないので、滞在先から自宅まで業者に依頼して届けて貰うことにしました。
「配達」を使った例文と意味を解釈
「海外からクリスマスカードが配達されてきた」 クリスマスのシーズンに、海外に住んでいる友人からクリスマスカードが送られ、本人のところに届いたことを表しています。
まとめ
「配送」と「配達」は混同されることが多いのですが、厳密に言えば違いがあります。
荷物を送った時には「配送」、手紙や荷物が届いた時には「配達」を使いましょう。