「シャープレシオ」と「インフォメーションレシオ」は投資信託の投資効率に関連する類似した二つの用語ですが、「シャープレシオ」と「インフォメーションレシオ」の意味の違いを正しく理解できているでしょうか?
この記事では、「シャープレシオ」と「インフォメーションレシオ」の違いを詳しく説明していきます。
「シャープレシオ」とは?
「シャープレシオ」とは、「投資信託などで投資のリスクを取った時に、そのリスクを取らなかった場合よりもリターンがどれだけ大きかったのかを示す投資指標の数字」を意味しています。
「シャープレシオ」の数値が大きいほど、リスク対効果(リターン)が大きいことを意味しています。
「シャープレシオ」の数値は、「(ファンドの平均収益率-安全資産の平均収益率)÷ファンド収益率の標準偏差」の数式で求めることができます。
「インフォメーションレシオ」とは?
「インフォメーションレシオ」とは、「その投資信託(ファンド)のリターンが、日経平均などのベンチマークと比較してどれくらい大きかったのか小さかったのかを示す投資指標の数字」を意味しています。
「インフォーメーションレシオ」の数値は、「ベンチマークを上回った収益率(超過収益率 )の平均÷アクティブリターンの標準偏差」の数式で求めることができますが、0. 5以上の数字になるとインフォメーションレシオが高い(リスク対リターンが良い)という判断になります。
「シャープレシオ」と「インフォメーションレシオ」の違い!
「シャープレシオ」と「インフォメーションレシオ」の違いを、分かりやすく解説します。
「シャープレシオ」も「インフォメーションレシオ」も投資信託の投資効率(リスク対リターン)に関係する投資用後ですが、「シャープレシオ」は「ローリスクの安全資産(主に国債)と比較した場合の投資信託の運用成績の評価指標」になっています。
それに対して、「インフォメーションレシオ」というのは、安全資産ではなくて「日経平均株価やTOPIX、JPX日経400などのベンチマークと比較した場合の投資信託の運用成績の評価指標」になっている違いを指摘できます。
一般的に投資信託のパフォーマンスを評価する時は、「インフォメーションレシオ」よりも「シャープレシオ」が良く使われています。
まとめ
投資信託のリスク対リターンに関係する「シャープレシオ」と「インフォメーションレシオ」の意味の違いを分かりやすく説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「シャープレシオ」と「インフォメーションレシオ」の意味の違いを詳しく知りたい時には、この記事の解説をチェックしてみてください。