この記事では、「ミニバン」と「ワンボックス」の違いを分かりやすく説明していきます。
「ミニバン」とは?
「ミニバン」とは、特に基準はなく、主に運転席以外の空間が同じ高さになっており、そこに大きなスペースがとられていて、そのままハッチバックになっているタイプの車に対して使われる表現です。
そのようなタイプで、もっと大きな車をアメリカでは「バン」と呼んでおり、日本のそれらはどれもそこまで大きくない為、「ミニバン」と表現している次第です。
このようなタイプの車で有名な車種として、ホンダのステップワゴンや日産のセレナ、トヨタのアルファードなどが挙げられます。
横から見ると1つの細長い箱のように見える為、後述する「ワンボックス」と呼ばれることがありますが、それとは違い、定義としては「ツーボックス」になります。
「ワンボックス」とは?
「ワンボックス」とは、車における3つのボックスと呼ばれる要素が1つにまとまっている車のことを表す表現です。
その3つとは、エンジンルーム、居住(運転席も含む座席のある)空間、トランクルームのことで、先の「ミニバン」は、エンジンルームが居住空間とは別になっているので、「ツーボックス」になるという訳です。
このタイプの車で有名なのは、トヨタのハイエースで、一見では「ミニバン」のように見えますが、エンジンが助手席の下部分に設置されています。
よって、エンジンルームが居住空間と分かれておらず、トランクルームを別にとっている訳でもない為、「ワンボックス」と表現されます。
「ミニバン」と「ワンボックス」の違い
「ミニバン」と「ワンボックス」の違いを、分かりやすく解説します。
「ミニバン」は、先のように「ワンボックス」と呼ばれることも多いですが、そちらの定義では「ツーボックス」になり、間違った使い方になります。
厳密な意味での「ワンボックス」は、そう多くは存在しません。
それは、エンジンルームと居住空間は別にしないと、メンテナンスなどの点で面倒になる為です。
しかし、外見からは区別が難しいことから、「ミニバン」は、便宜上「ワンボックス」と表現されていることが多いのが実状です。
まとめ
「ミニバン」と「ワンボックス」は、このような違いになります。
実際には「ワンボックス」の車はそれほど存在しておらず、「ミニバン」も含めたその手の特徴のある車の代名詞のような使われ方をしています。