この記事では、「花見」と「紅葉狩り」の違いを分かりやすく説明していきます。
「花見」とは?
「花見」の意味と概要について紹介します。
意味
「花見」は「はなみ」と読み、「日本古来の風習で、春の訪れと共に、桜の花を鑑賞すること」という意味です。
概要
「花見」は、平安時代に貴族が始めた習慣で、京都の二条城付近に、天皇が行幸され桜を愛でたことが由来です。
そこから貴族や武士が行う様になり、豊富秀吉の「吉野の花見」が知られています。
江戸時代になると、「花見」は庶民の娯楽になり、段々とお酒を飲みながら談笑するイベントになりました。
「花見」の際にお酒を飲むのは、桜の木に降りてくる山の神に供えたお酒を皆で頂くものであったのですが、現在ではひたすら飲んで酔っ払うものとなっています。
「紅葉狩り」とは?
「紅葉狩り」の意味と概要について紹介します。
意味
「紅葉狩り」は「もみじがり」と読み、「落葉樹が色づいて紅葉となった時期に、眺めて楽しむこと」という意味です。
概要
「紅葉狩り」は、昔の貴族たちの習慣で、山に入って美しい紅葉を手折り、香りを楽しんだり、髪にさしたり、手にかざしたりして愛でたことからきています。
このことから「紅葉見」ではなく「紅葉狩り」と言われる様になったのです。
しかし、当時の貴族にとっては外歩きをするのは「下品である」とされていたので、紅葉を見に出かける行為を「狩り」と称したことから「紅葉狩り」と言われる様になったのです。
「花見」と「紅葉狩り」の違い!
「花見」は、「春先に桜を見ながらお酒を飲む日本の習慣のこと」です。
「紅葉狩り」は、「秋に紅葉を見に山に出かける日本の習慣のこと」です。
まとめ
「花見」と「紅葉狩り」は、季節と愛でる植物が違います。
どちらも日本古来からある風習ですので、大切にしましょう。