この記事では、「言う」と「云う」の違いを分かりやすく説明していきます。
「言う」とは?
「言う」の意味と使い方について紹介します。
意味
「言う」は「いう」と読み、「口から言葉として出す」「思うことを言葉で表現する」「~とよぶ」「一般にそうなっている」という意味があります。
使い方
「言う」の意味は非常に数多いのですが、最も基本となるのは上記の4つです。
実際に口から音声を発して相手に伝えたり、事実を述べる時に使われます。
「言う」は、英語にすると“speak”“talk”“tell”となり、相手に対して音声を発して意思表示をすることです。
「悪口を言う」「屁理屈を言う」「お世辞を言う」「出任せを言う」など、全てこちらの「言う」になります。
常用漢字であり、日常会話で話す動作を表す時に使われます。
「云う」とは?
「云う」の意味と使い方について紹介します。
意味
「云う」も「いう」と読み、「声を出して相手に伝える」という意味です。
辞書においての意味は「言う」と全く同じです。
使い方
「云う」の辞書での意味は「言う」と同じですが、日常的に使う時にはニュアンスの違いがあります。
「言う」は、実際に言葉を発する時に使われるのに対して、「云う」は、他人の言葉を引用したり、世間一般でその様に認識されていることに対して使われます。
英語にすると“called”に近く、人の噂やことわざ、世間一般的な常識などを表す時に使います。
尚、常用外漢字ですので、新聞や教科書など公用の文章には使われません。
「言う」と「云う」の違い!
「言う」は、実際に言葉を発して相手に伝える時に使います。
「云う」は、他人の言葉を引用したり、一般的に知られていることに使います。
まとめ
「言う」と「云う」は、ニュアンス的な違いがあります。
「云う」は常用外漢字ですので、迷ったら「言う」を使えば問題ありません。