「体裁」と「体面」の違いとは?分かりやすく解釈

「体裁」と「体面」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「体裁」「体面」の違いを分かりやすく説明していきます。

「体裁」とは?

「体裁」とは?

「体裁」の意味と使い方について紹介します。

意味

「体裁」「ていさい」と読み、「外から見た時の雰囲気や様子」「他人から見た自分の姿や服装などの様子」「それらしく整った形式」「相手を喜ばせる為の言動」という意味です。

使い方

「体裁」には大まかに分けて4つの意味がありますが、共通しているのは「外から見た、そのものの形や様子」という意味です。

具体的には「顔・容姿・服装・見栄・上面・外面」などがあります。

文法的には「体裁を整える」「体裁を繕う」など、動詞を伴って使います。

一般的に良い言意味・悪い意味どちらでも使われ、「体裁よく」と言う場合は「都合よく」「見た目よろしく」という意味になります。

人に対して使うと「見栄を張っている」という意味に取られることが多いので、注意しましょう。

「体面」とは?

「体面」とは?

「体面」の意味と使い方について紹介します。

意味

「体面」「たいめん」と読み、「世間に対する誇りや建前」という意味です。

使い方

「体面」は、その人が世間に対して見せる「面=顔」という意味で使います。

人は、世間一般に自分のイメージを築いて保ちたいと思っているものです。

自分の生活や状況に多少変化があっても、周囲の人には知られずにいたいと思うものです。

その様なプライドや面目のことを「体面」と言うのです。

文法的には「体面を保つ」「体面を崩す」などと使います。

「体裁」と「体面」の違い!

「体裁」と「体面」の違い!

「体裁」は、「他人から見た時の自分の状態」です。

「体面」は、「世間に対する名誉や面目」です。

まとめ

まとめ

「体裁」「体面」は、ニュアンスが違います。

人からの評価は「体裁」、自分で築き上げた誇りは「体面」を使いましょう。