この記事では、「公平」と「公正」の違いを分かりやすく説明していきます。
「公平」とは?
「公平」の意味と使い方について紹介します。
意味
「公平」は「こうへい」と読み、「全てのものを同じように扱うこと」「判断や処理などにかたよりがないこと」という意味です。
使い方
「公平」は、複数のものごとを扱う時に、好き嫌いでの偏見や差別などをせずに、全てに対して同じ様に接することを言います。
形容動詞として「公平だ・である」と使う他、「公平を保つ「公平を期す」などと使います。
「公」は「おおやけ」と読み、「ものの見方・扱い方がかたよっていないこと」という意味があります。
「公平」は、「ものごとをかたよらない様にすること」というニュアンスが強い言葉です。
「公正」とは?
「公正」の意味と使い方について紹介します。
意味
「公正」は「こうせい」と読み、「ものごとがかたよりなく平等であること」「偽りがなく正しいこと」という意味です。
使い方
「公正」は、「かたよりがなく平等であること」という意味は「公平」と同じですが、その他に「ものごとに対して嘘偽りをせずに、正しくすること」という意味があります。
形容動詞として「公正だ・である」として使ったり、「公正な判断」「公正取引委員会」などと使います。
「公正」は、それぞれにおいて差がなく、同じ様な結果になる様に対処する時に使います。
その方法が「適正であること」というニュアンスが強い言葉です。
「公平」と「公正」の違い!
「公平」は、「全てにおいてかたよりなく、同じ様に扱うこと」です。
「公正」は、「全てにおいてかたよりなく、正しく扱うこと」です。
まとめ
「公平」と「公正」は、同じ様に扱うか、正しく扱うかというニュアンスの違いがあります。
ビジネスでもよく使われる言葉ですので、使い分けできる様にしておきましょう。