この記事では、「人」と「人間」の違いを分かりやすく説明していきます。
「人」とは?
「人」とは、後述する「人間」を簡単に表現した言葉です。
また、自分ではない他の「人間」を指す場合にもよく用いられ、「あの人が来てくれるらしい」、「どんな人に言えばいいんだろう」などといった使い方が見られます。
そのような使い方では、「自分」と対比して「人」と使うもので、「人は人、自分は自分」という用い方が有名です。
「人間」とは?
「人間」は、他の動物との違いで、我々に当たる「ホモ・サピエンス」という種族を表す場合と、その人物の人柄としても用いることができる言葉です。
「聖書によると、人間は神が創ったとされている」、「人間による環境破壊が問題になっている」のような使い方では、「人間」としての我々のことが表現されており、「あの人は、人間は悪くはないんだが…」といったように使った時には、人柄の方の表現になります。
「人」と「人間」の違い
「人」と「人間」の違いを、分かりやすく解説します。
「人」は、「人間」と使うところをその略として用いることができる言葉です。
そして、「他人」という解釈でも使うことができ、「人の言うことなんて気にするな」などとよく使われています。
「人間」は、自分たちの動物としての種族の表現、もしくは人柄、人物像としても使うことができます。
「立派な人間になったものだ」のような使い方をするとそちらの意味になり、このような解釈で使われることが多い言葉です。
尚、聖書によると、「人間」は、「神」が自分に似せて創ったとされており、それが教典となるキリスト教では、その神との対比で用いられることもしばしば見られます。
まとめ
「人」と「人間」は、このような違いになります。
「人」は、「他人」という使い方が多い言葉で、この意味では「人間」とはあまり用いない点が一番の違いだと考えていいでしょう。