「回答」と「返答」という言葉はどちらも同じような意味を持つ言葉です。
ここではそれぞれの言葉の意味と、違いについて詳しく解説しています。
では一緒に見ていきましょう。
「回答」とは?
「回答」とは相手からの質問、要求に対して答えることを言います。
その方法としては、手紙、メールといった文書でも、口頭でもいいわけです。
「メールで、詳しく回答するようにと言われた」「彼の問い合わせに、回答はするが、きっと納得はしないだろう」「回答を迫られているが、今日は手紙を書く時間がない」などと使います。
「返答」とは?
「返答」とは、相手からの質問、呼びかけに対して答えることを言います。
言葉、返事という意味で解釈するとわかりやすいでしょう。
「いくらノックをしても、何の返答もない」などと言いますのは、中にいる相手が呼びかけに応えない、何も言わないという意味です。
「いつまでも逃げていないで、今日こそは返答して」などは、何らかの質問に対して、返事を返してという意味でしょう。
「回答」と「返答」の違い!
「回答」と「返答」の、それぞれの言葉の意味が理解できたでしょうか。
「回答」も「返答」も、はたらきかけに対して答えるという点では同じです。
違いは「回答」は文書でも使うということです。
必ずしも口頭でなければならないということはありません。
ですから「後日、文書にて回答いたします」という言い方になるのです。
一方で「返答」ですが、こちらは口頭のみと覚えておくといいでしょう。
質問、呼びかけに対して答えるという意味は「回答」と同じですが、ここに違いがあるのです。
面と向かって相手に返事を求める時には「はっきり返答して」となり、「回答して」とはあまり使わないでしょう。
「返答」は口頭、「回答」は口頭と文書という風に暗記しておきますと便利です。
まとめ
いかがでしたか。
「回答」と「返答」のそれぞれの意味と違いをしっかりと理解できたのではないでしょうか。
それでは、言葉の意味を正しく理解し、使い分けてください。