「葛藤」と「ジレンマ」の違いとは?分かりやすく解釈

「葛藤」と「ジレンマ」の違い言葉・カタカナ語・言語

この記事では、「葛藤」「ジレンマ」の違いを分かりやすく説明していきます。

「葛藤」とは?

「葛藤」とは?

「葛藤」とは、2つの事柄のどちらも選ぶことができず、悩むことの表現になります。

例えば、休日に翌日にある試験の為の勉強をしなくてはいけないものの、ちょうど行きたいイベントがあり、「どうしようか葛藤している」といった使い方になります。

他の例では、買いたいものが2つあるものの、どちらかしか買うお金がない、また、2人のうち、どちらの意見を聞いたらいいか分からないのような時に、それらの間で「葛藤」すると使われる言葉です。

「ジレンマ」とは?

「ジレンマ」とは?

「ジレンマ」は、いわゆる「板挟み」を表す言葉です。

それはしたくないものの、やらなくてはいけないといったようなシチュエーションによく用いられ、「ジレンマに陥っている」という使い方をよく見聞きします。

行ってみたいものの、行ったことでのデメリット面が心配で行えないという場合にも向いている表現で、「起業を考えているが、リスクが怖くてそれに踏み切れないというジレンマに陥っている」といったような使われ方になります。

「葛藤」と「ジレンマ」の違い

「葛藤」と「ジレンマ」の違い

「葛藤」「ジレンマ」の違いを、分かりやすく解説します。

「葛藤」は、どちらも選べないという時に使われる言葉で、「そのような葛藤を抱えている」「この葛藤に悩む」のような使い方が多く見られます。

「ジレンマ」は、それをしたいものの、することのデメリットが心配などと解釈される言葉です。

どちらを立てても、もう一方が立たなくなるといった時にも用いられます。

「二律背反」と言い換えることができる表現で、その両方が同時に成立することはない時に使われます。

まとめ

まとめ

「葛藤」「ジレンマ」は、このように違います。

「葛藤」は、どちらも選べずに悩むことの表現で、「イレンマ」は、その2つは同時に成り立たないという場合も用いると覚えておいてください。